【Jリーグ】浦和の選手エントリー問題、村井チェアマン「チェック漏れが起こらない仕組みの構築について継続して対応」
写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
実行委員会を実施。ワクチン副反応への対応確認。チケット販売期間「2週間」から「4週間」に伸ばす。
Jリーグは7月6日に実行委員会を行い、タイとウズベキスタンでのACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)のグループステージに参加している4チームからの報告を受けるとともに、ワクチン接種への対応について、そしてプロトコルではワクチン接種の副反応と見られる場合の対応変更などを確認した。
会議後のオンラインによるメディア対応では村井満チェアマンが、浦和レッズの選手が結果的に公式検査を受けない形で試合にエントリーし、湘南ベルマーレ戦について「0-3」負け試合の懲罰が下された件について、次のようにコメントした。同日の実行委員会でもこのテーマが共有された。
「いわゆるオン・ザ・ピッチ、選手の出場資格、判定に関するものは、すべて規律委員会のマターとなっています。チェアマン不介入の原則があり、私自身は規律委員会に参加できません。規律委員会のメンバーにもJリーグ関係者は入れません。今回の判定結果について、厳粛に受け止めています。今後こうしたチェック漏れが起こらない仕組みの構築については、継続して対応していこうと申し合わせています」
また、ACLのグループステージに参加している4チームは、帰国後も活動可能に。ただしホテルのフロアを貸し切るなど「バブル」を形成する。
そしてプロトコルでは、7日間以内に受けたワクチンの副反応による発熱と見られる場合、試合当日3.5時間前までに抗原性検査で陰性と認められ、また医師からもワクチンの副反応と見られると判断された際はオンサイト検査の対象としないことが盛り込まれた。
さらにチケット販売について、これまでの販売期間「2週間」から「4週間」に伸ばすことも決まった。
外国籍選手の入国については、木村正明専務理事が「協議中の状況は変わりません」と報告している。政府をはじめ関係各所がそれぞれ各方面との交渉や調整が必要な案件のため、正式決定に至るまでは発表できないという状況のようだ。
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[文:サカノワ編集グループ]