【清水1-2浦和】松尾佑介がJ1初ゴール「苦しんだシーズン、僕自身とても大きな１点」

「チーム全員がハードワークして掴み取った勝利」

[J1リーグ 22節] 清水 1-2 浦和／2022年７月16日18:03／IAIスタジアム日本平

　J1リーグ22節、浦和レッズが松尾佑介とオウンゴールで、清水エスパルスに2-1の勝利を収めた。清水はセットプレーから山原怜音の無回転弾丸ミドルが飛び出したものの、あと１点及ばなかった。

　浦和はこれまでの細かなテーマが改善され、内容も充実した１勝に。サイドを開く活用しながら、５レーンのハーフスペースに伊藤敦樹、さらに関根貴大らも進入してフィニッシュに絡んでいった。

　42分の先制点の場面では、これまで逆サイドに抜けていた左サイドからのクロスが、逆サイドにいたダヴィド・モーベルグにつながる。相手を大きく揺さぶると、中央でパスを受けた関根のミドルを、日本代表GK権田修一の弾いたところ、詰めていた松尾が押し込んだ。

　さらに73分、交代出場の江坂任が、再びハーフスペースを突いて攻略。そのクロスを明本がヒールで合わせ、背後にいた原輝綺のオウンゴールを誘った。

　ホームチームでは山原の衝撃のブレ球弾が決まったものの、浦和が2-1で逃げ切ってみせた。

　今季横浜FCから加入した松尾は、ACL（アジアチャンピオンズリーグ）ではグループステージで５得点を決めているが、J1リーグでは初ゴールに。浦和のアカデミー出身であるアタッカーは試合後のヒーローインタビューで、次のようにゴールと勝利を喜んだ。

「タフなゲームでした。チーム全員がハードワークして掴み取った勝利だと思います。なかなか苦しいシーズンでしたけれど、１点取れて、僕自身、とても大きかったと思います」

「ゴールでチームを助けたいと思っていましたし、それで勝利に導けて本当に良かったです。今日も最後まで全員集中していましたし、ポジティブな声掛けが出続けて一丸となっているので、これを続けていきたいです」

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