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名古屋の一方的な1クラブ批判の対応に疑問の声。浦和「本来企業間の認識合わせは、閉じられた場で行われるべき」

(C)SAKANOWA

グランパスはサポーターの違反行為とレッズの発信を一緒くたにして「クラブ間の信頼関係を失墜する行為」と一方的に批判。

 J1リーグ浦和レッズは4月12日、公式サイトで「名古屋グランパス様による4月10日の情報発信について」と題し、9日の豊田スタジアムでの一戦でゴール裏ビジター(アウェー)応援席の振り替えの混乱を巡り、浦和がその対応をあたかも勝手に行ったとも受け取れる批判を、名古屋が公式サイトやSNSを通じて行ったことに反論する投稿を行った。サポーターの違反行為に乗じて、異なる事象に対し名古屋が一方的に浦和という一クラブ(企業)を批判した姿勢に、SNSなどでは多くの疑問の声が上がっている。

 浦和は今回の発表について、本来こうした企業間の認識合わせはウェブサイトやSNSを通じてではなく、面着、文書またはEメール等を用いて閉じられた場で行われるべきものと思料いたします」と指摘。そのうえで、「名古屋グランパス様によります(上記)発信がそうした形で行われてしまっていることから、それによってご不安やご不満をいだかれた浦和レッズのファン・サポーターの皆さまのお気持ちに寄り添いたく、同様にウェブサイトおよびSNSに本内容を掲載させていただきます」と、今回の発表に至った経緯を説明している。 

 名古屋は10日の発表で、サポーターの違反行為とクラブからの発信を一緒くたにして、「これらの発信および今回の浦和サポーターによる違反行為は、クラブ間の信頼関係を失墜する行為として、大変遺憾に思っております」と浦和を批判していた。

 SNSでは、名古屋のプレスリリースが「杜撰だったのでは」、「感情的だった」といった指摘とともに、一方的に一企業を批判したスタンスを疑問視する声も多く上がっている。

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