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【浦和】リンセン、足の痛みにはマスタード「今も続けている。それを見てオランダでも増えている」

浦和のリンセン。(C)URAWA REDS

若き日にキャリアプランを描いたことを明かす。「一気に大きなステップを踏むのではなく、一段ずつ」

 J1リーグの浦和レッズに完全移籍で加入したオランダ人FWブライアン・リンセンが7月14日、オンラインによる加入記者会見を行い、初となる海外でのプレーに日本を選んだ理由を語るとともに意欲を示した。

 オランダ1部フェイエノールト・ロッテルダムから加入した31歳のストライカーは、地に足をつけながら進化を遂げ続け、最近のキャリア10年のうち9年間で、公式戦二桁ゴールを記録。エールディビジのトップクラブであるフェイエノールトで、昨季リーグ戦34試合・13得点と活躍した。

「キャリアのスタートから代理人と話をして、プランをしっかり練りながら成長してきました。トップに辿り着くためにはどのようにすればいいのか。一気に大きなステップを踏むのではなく、一段ずつ積み上げていこうというコンセプトに沿ってやってきました」

 そして今回キャリア初の海外でのプレーを決断。浦和を選択した理由について、「セーフティゾーン」から出て挑戦したいと決断したそうだ。

「この移籍は、サッカーのみならず人生の中で大きなチャンスだと思いました。人生の中で、いろいろ向上したり進化していきたい。新しい場所に行くこと、セーフティゾーンから出て新しいことを学びたいと、このチャレンジを決めました」

 決勝トーナメントに勝ち残っているACL(アジアチャンピオンズリーグ)での“アジア制覇”は、リンセンにとっても一つ大きなミッション――野望になるに違いない。

 また、「過去のニュースで、足が痛い時にはマスタードを塗って治療しているということだが、それは今も続けているにですか?」という質問も。

 リンセンは頷いて、「今でも続けています。オランダではそれを見てやっている選手が結構増えていますよ」と答えた。

 その“マスタード療法”は、足の痙攣などを抑えるとされ、その効果は次第に明らかになりつつある(ちなみに、日本のわさびも炎症を抑えたり鎮痛の効果があると分かってきている)。

 浦和の「9番」を継承したリンセンは、「常に向上心を持ちながら戦います。日本の文化、言語を少しずつ学びながら成長していきたいです」と、この挑戦に気持ちを昂らせていた。

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