【移籍】パリSG破談の鈴木彩艶、一転アストン・ヴィラと「合意間近」。なぜ!? 背景に守護神エミリアーノ・マルティネスが緊急事態か

鈴木彩艶 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「フィジカル面で問題」

 フランス1部パリ・サンジェルマンとクラブ間合意に至ったとされる、イタリア・セリエAのパルマ・カルチョ1913の日本代表GK鈴木彩艶(Zion SUZUKI)だが、8月16日にメディカルチェックを受ける予定だったものの直前に破談になったという。

 移籍市場に精通するジャーナリストが相次いで最新情報を伝えている。

 フランスのファブリス・ホーキンス記者がまず第一報を伝えた。同氏によると、鈴木サイドとパリSGはすべての書類について確認し、あとはサインを残すだけとなった。チャーター機も手配された。しかし、取引の手数料を巡り、パリSGが「高すぎると判断」。一転して破談になったという。

 一方、鈴木サイドは、イングランド・プレミアリーグのアストン・ヴィラFCとの交渉を進めているという。イングランドのベン・ジェイコブス記者は、アストン・ヴィラとパルマが鈴木を巡り「合意間近」だと報じた。

 ヴィラの守護神であるアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスは、FIFA北中米ワールドカップ(W杯)決勝まで戦ったこともあり、ここまでオフを挟み、プレシーズンマッチに出場していない。

 ファブリツィオ・ロマーノ記者は、マルティネスについて「フィジカル面で問題を抱えている」と伝える。マルティネスはセリエAのユベントスFCへの移籍を希望してきた。だが、移籍金など明らかな隔たりがあり、日本時間の16日午前時点では「ユベントスとマルティネスの交渉は、電話での問い合わせはあったが進展していない」という。

 またマルティネスは2025-26シーズン終盤、指を骨折しながらもプレー。公式戦全試合に出場し、さらにW杯も全試合に臨んだ。そうした昨季終盤からの過密日程や負傷の影響を指摘する記者による投稿もいくつか見られる。

 いずれにせよ、マルティネスがフィジカル面で“問題”を抱えているとされるなか、アストン・ヴィラが新たなGK候補として鈴木の獲得に動いている。

 直近のプレシーズンマッチ、ヴィラはドイツのボルシア・メンヒェングラートバッハに1-2で敗れている(マルティネスは出場していない)。

 もちろん、2024-25シーズンのプレミアリーグ最優秀GKであり、W杯2大会連続ファイナリストであるマルティネスが残留した場合、鈴木がポジションをつかむのは簡単ではない。であれば、パルマに残留する選択肢も浮上するのか。

 移籍期間が終盤に突入するなか、パリSG行きが破談になったことで状況は一変した。アストン・ヴィラとの交渉が一気にまとまるのか、それとも新たな展開を迎えるのか。日本代表の守護神を巡り、日々刻々と動きがありそうだ。

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