伊藤洋輝の残留をコンパニ監督が希望。その舞台裏…バイエルンで一時「売却」議論
バイエルンの伊藤洋輝。(C)Midori IKENOUCHI
移籍市場当初から候補に挙がっていると言われていたが――
ドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘンの日本代表DF伊藤洋輝(Hiroki ITO)は今夏、アヤックス・アムステルダムなどへの移籍が取り沙汰された。最終的にドイツ、さらにオランダの移籍マーケットが閉じたなか、その舞台裏をドイツ紙『ビルド』が9月3日に報じている。
同メディアによると、移籍市場が閉じる直前の数日間、バイエルン内部では伊藤の売却が実際にテーマになっていたという。しかし、ヴァンサン・コンパニ監督は選手層が薄くなるのを避けるため、伊藤をチームに残すことを希望したとされる。
伊藤を巡っては『tz』によると、代理人サイドがアヤックス側に伊藤の獲得を打診したと報道。7月の段階で、バイエルンのマックス・エベールSD(スポーツ担当取締役)は伊藤に意思があれば放出もあり得ると示唆していた。
ただ、クリストフ・フロイントSDはDFBポカール1回戦のオスナブリュック戦後、『ビルド』に対して「ヒロキを手放すという話だが、決して私たちの大きな意図ではなかった」と説明した。さらに伊藤について「重要な選手」と強調。特別なオファーが届き、本人も移籍を望んだ場合には検討していたと明かしている。
今季の伊藤は開幕から公式戦3試合でベンチ入りしたものの、ここまで出場機会を得ていない。それでもリーグ3連覇とともに、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)制覇に向けて、チーム全体のバランスが少しでも崩れるのをコンパニ監督は望まず、伊藤の残留を求めたという。
ベルギー代表とマンチェスター・シティの伝説的ディフェンダーでもあるコンパニ監督は、そのように伊藤を信頼している。その力は長いシーズンを戦うなかで、必ずや必要とされそうだ。
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