サウジ側が伝えた堂安律アル・イテハド移籍「破談」の舞台裏。情報流出、仲介者介入で条件が変化か
堂安律 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
ドイツでは「個人的な理由」と報道。サウジ紙は「ほぼ最終合意」から「完全撤退」に至った経緯を伝える
ドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトの日本代表MF堂安律(Ritsu DOAN)のサウジアラビア1部アル・イテハドへの移籍は、合意に達していたものの破談したとドイツで報じられた。では、サウジアラビア側では今回の交渉について、どのように伝えられているのか。
サウジアラビア紙『Okaz』は、アル・イテハドの事情に詳しい関係者の話として、堂安の獲得交渉は「ほぼ最終合意」に達していたと報じている。
ところが同紙によると、交渉に関する情報がクラブ内外に漏れたあと、複数の仲介者が介入したことで状況が変化したという。その過程で選手側とフランクフルト側の要求額が上昇し、アル・イテハドは最終的に堂安の獲得から「完全に撤退」したと伝えている。
一方、サウジアラビアでも破談の理由について情報は一致していない。地元紙『Al-Madina』は、堂安の加入が「家族の事情」によって実現しなかったと報じた。一説にはメディカルチェックをすでに受けていたという報道もあったが、サウジメディアでも限定的だった。
ドイツ側では異なる角度から破談の経緯が報じられている。『キッカー』などによると、フランクフルトとアル・イテハドは移籍金1700万ユーロ(約31億円)で合意していた。しかし堂安が最終的に移籍を受け入れず、取引は成立しなかったという。
『フランクフルター・アルゲマイネ』なども、堂安が「個人的な理由」でサウジアラビアへの移籍を断ったと伝えている。
つまりドイツ側では、合意後に堂安本人が移籍を断ったという見方が中心となっている。一方、サウジ側では「家族の事情」に加え、『Okaz』が情報流出や仲介者の介入、それに伴う条件面の変化を伝えている。
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