なぜ伊東純也のスーパーゴールはVARで取り消されたのか?日本代表、W杯アジア最終予選ベトナム戦
ベトナム対日本戦、主審を務めたモハンメド・アブドゥラ・ハッサン主審。(C)JFA
日本、冷や汗の1-0勝利。
[W杯アジア最終予選 B組] ベトナム 0-1 日本/2021年11月11日19:00(日本時間21:00)/ミーディン国立競技場
カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループBの第5戦、日本代表対ベトナム代表戦、1-0で迎えた41分に伊東純也がカウンターから決めたスーパーゴールはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入を経て取り消された。主審は田中碧のオフサイドのファウルを取った。
自陣からの鮮やかなカウンター。伊東のニアの上を突く一発がゴールネットを揺らした。しかしそのあと、UAE(アラブ首長国連邦)のモハンメド・アブドゥラ・ハッサン主審が長く時間をかけてVARと交信。そしてOFR(オン・フィールド・レビュー)にてピッチ脇のモニターで確認し、田中のオフサイドのファウルで、得点を取り消した。
本来オフサイドの有無は『客観的』に確認できるため、「VARオンリーレビュー」(VARの助言だけ)でチェックされる。
ただ今回は、攻撃している側が相手競技者(ゴールキーパー)を妨害をしたかどうか、主審の『主観』で確認するためOFRとなった。
そしてシュートのインパクトの瞬間、田中がGKの視野を妨げているかどうかを、主審がモニターで繰り返し見て、田中の反則とした。
つまり、VARの確認によって、まず田中がオフサイドの位置にいることは把握。そのうえで、主審にOFRで、シュートの瞬間の「視野の妨げ」について確認することを推奨した。
試合は日本が1-0で勝利を収め、グループ3勝2敗。一方、ベトナムは5連敗。
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[文:サカノワ編集グループ]