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【日本代表システム考察】久保建英+鎌田大地の共存、「2トップ+トップ下」をアメリカ代表戦で見てみたい!

アメリカ代表戦、日本代表の「こんな布陣を見てみたい」。(C)SAKANOWA

レアル・ソシエダで見出された“久保活用”の現在の最適解、限られた時間の中でバランスを探りたい。

[キリンチャレンジカップ] 日本代表 – アメリカ代表/2022年9月23日14:25(日本時間21:25)/エスプリ・アレーナ(ドイツ)

 サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が9月23日、「キリンチャレンジカップ」でアメリカ代表と対戦する。カタール・ワールドカップ(W杯)のメンバー発表を前にしたエクアドル代表(27日)とのデュッセルドルフを舞台にした2連戦。いずれもW杯出場国相手の腕試しになり、同時に最終選考の意味合いもある位置付けに。

 W杯シフトへ移行するなか、「こんな布陣を見てみたい」と考察。森保一監督に、ぜひ採用してほしいのがトップ下を配置する4-4-2(4-3-1-2)だ。

 森保監督は、これまで一貫してセンターフォワードを据える4-2-3-1か4-3-3(4-1-4-1)布陣をスタートで採用してきた。

 そんななか、日本代表でも所属先でもポテンシャルをなかなか発揮できずにいた21歳の久保建英が、新チームのレアル・ソシエダで、2トップの「左FW」でレギュラーポジションを掴み、チームの攻撃を牽引している。この才能を、活用しない手はない。

 しかもレアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督は同時期用が難しいのではないかとも見られた「トップ下タイプ」のダビド・シルバと久保の共存も実現させている。

 ただ逆に久保が「トップ下」でプレーした際には、現段階ではソシエダでも機能しなかった。

 基本的には日本代表が長く採用してきた4-2-3-1の延長戦で応用も効く。ドイツでも傑出した存在を示すアイントラハト・フランクフルトの鎌田大地をはじめ、ASモナコの南野拓実など、トップ下タイプの併用に道が拓ける。勝負にこだわるならば、その位置にボランチタイプの遠藤航を置く、というのも選択肢に入るか。これまで右サイドで久保とポジションが被る形だった、伊東純也、堂安律との共存も可能だ。

 加えてFW陣は、負傷明けの大迫勇也、リハビリ中の浅野拓磨の状態が読めない。おそらくW杯本番まで、FWは人選を含め定まりそうにない。

 ただレアル・ソシエダの2トップは、まさにそんな“久保の相棒が定まらない”という状況でも、チームコンセプトが保たれ、結果を残している。4-4-2は、まさに日本の現在抱える課題解消につながり得る。

 正直なところ、2部リーグでプレーする選手、慎重に起用されているアーセナルFCの冨安健洋は特別としても、レギュラーを掴めずにいる選手の招集が目立つ。夏の移籍や補強などを経て、明らかにチーム内のパワーバランスも変わるなか、指揮官がそろそろ「日本代表」としての最大値を引き出す現実的な最適解を示せるか。試合開始から今最も見てみたい布陣だ。

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