フェルナンド・トーレスが「今季対戦して最も手強いと感じた選手」は?
FC東京の橋本拳人と競り合うサガン鳥栖のフェルナンド・トーレス。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
全選手参加の鳥栖シーズン報告会で、浦和の『あのDF』を挙げる。
サガン鳥栖「2018シーズン報告会」のインターネットによるライブ配信が12月4日午後7時から行われた。高橋秀人と三丸拡が司会進行役を務め、全選手選手へのインタビューやファン・サポーターからの質問に答えながら、約1時間、ざっくばらんに2018年を振り返った。
そのなかで最も注目を集めたのが、フェルナンド・トーレスへの質問だ。サポーターから寄せられた「対戦した中で、特に手強かった選手は?」という問いに、高橋も「これは僕も聞きたい質問ですね」と大いに関心を示した。
するとフェルナンド・トーレスは少し考えたあと、「浦和レッズの槙野選手。非常に攻略するのは難しい選手だと感じました」と答えた。
フェルナンド・トーレスが加入5試合目に迎えたホームでの一戦。89分まで出場して1-0の勝利を収めているが、対峙した槙野の能力の高さが印象に残ったそうだ。
また、「今までいたチームの中で鳥栖のサポーターは何番目に好きですか?」という質問には次のように答えた。
「アトレチコとリバプールという世界的にも規模の大きな2クラブにいて、そこと比べたり、順位を付けたりすることはできない。鳥栖のサポーターは例え負けていても熱い応援で力になってくれた。とても感謝しています。グレート。偉大な存在だと感じています」
そのように苦しいときも支えてくれた存在であると強調していた。
今季のサガン鳥栖は最終節の鹿島アントラーズ戦でスコアレスで引き分け、5チームが勝点41で並ぶなか、14位とまさに崖っぷちでJ1残留を果たした。金明輝監督は「トップチームの監督になってからは、選手たちがしっかりしたモチベーションを保ち、いい準備をしてくれていて、怒ったりすることはありませんでした。最後はクラブ一丸となって残留を勝ち得ました。この経験を糧に、来年は優勝を狙えるチームになっていかないといけないと思っています」と、巻き返しを誓った。
文:サカノワ編集グループ