「長友選手を目指して」明治大の来季J加入内定5選手が決意を示す
明治大から来季Jリーグに進む(左から)袴田、岩武、小野、上夷、村田。(C)SAKANOWA
岩武(浦和)、上夷(京都)、袴田(横浜FC)、小野(大宮)、村田(水戸)…いずれも有望株。
明治大学体育館サッカー部のJリーグ加入内定選手の合同記者会見が12月6日、同大和泉キャンパスで行われ、5選手がプロ生活に向けた抱負を語った。
2019シーズンのJリーグクラブに加入内定しているのは、岩武克弥(DF/→浦和レッズ)、上夷克典(DF/→京都サンガF.C.)、袴田裕太郎(DF/→横浜FC)、小野雅史(MF/→大宮アルディージャ)、村田航一(FW/→水戸ホーリーホック)。
大分トリニータU-18時代にすでにトップチームの一員としてJ2リーグ10試合に出場している岩武は、「1年目は室屋成さん(FC東京)が先輩でもがき、そこで1年間腐らずできたことがその後につながりました。(明大の4年間で)サッカーのみならず、人間形成の面などさらなる大人への道を歩み大きくなれたと感じています」と語った。また憧れの選手として、「一番近くで見ていた室屋選手であり、その先輩である長友選手を同じサイドバックで見てきたので、越えられるような選手になっていきたいです」と決意を示した。
レフティの左SB袴田も「目標は岩武選手と同じく長友佑都選手です。タイプは違いますけれど、激しい上下動やハードワークは、明治大でやってきたことを長友選手が体現してくれていると思います。だからこそ目指していきたいです」。「特長は183センチと大きいほうなので、クロスやフィードのはね返し、左足からの正確なパスとオーバーラップからのクロスを武器にしています。(来季の目標は)開幕から出場し続け、J1昇格できるように頑張ってやっていきたいと思います」と抱負を述べた。
上夷は「高校の時に続いてオファーをいただき、練習の雰囲気が良く、経験豊富なセンターバックが多く、さらに外国人選手のFWとも練習から対峙できるのもプラスに思いました」と、京都を決めた理由を語った。栗田大輔監督も「プロとして意欲を見ている人にも伝えられる選手になってほしい。日本代表をも狙える」と期待を込めた。
また、村田は水戸を選んだ理由について「自分を必要としてくれたことが一番の理由。今年も最高順位を記録し、これから上がっていくチームだと感じています。そこでもっともっと成長していけるようにと思い、決めさせていただきました」と語った。
小野は大宮ユースから昇格できなかったが、大学で飛躍を遂げて「アカデミーを含め8年間お世話になってきた」という大宮入りを果たした。「昨年は半年間プレーできなかったケガを経験し、改めてサッカーができる喜びを強く実感できました。(今後の目標は)インカレを獲り、来季は開幕スタメンの座を掴みたいです」と抱負を語った。
明大はこのあと12月12日に開幕する67回全日本大学サッカー選手権(インカレ)に出場し、9大会ぶりの優勝を狙う。決勝は22日13時から浦和駒場スタジアムで行われる。
文:サカノワ編集グループ