必殺技は「かめはめ波」。マリノス加入のFWマルコス・ジュニオールに懸かる期待
ブラジル・トリビューナ紙が報じた2018年8月17日、マルコス・ジュニオールのゴールシーン後の「かめはめ波」のパフォーマンス。※写真はスクリーンショット
新エース候補。ウーゴ・ヴィエイラと伊藤翔が決めた「21ゴール」を埋められるか。
横浜F・マリノスは1月4日、ブラジルのフルミネンセFCからFWマルコス・ジュニオールを完全移籍で獲得することが内定したと発表した。メディカルチェック後に正式契約となる。
マルコス・ジュニオールの本名は「MARCOS JUNIO LIMA DOS SANTOS[MARCOS JUNIOR])。 1993年1月19日生まれ。ブラジル出身の25歳。167センチ66キロ。これまでのキャリアは、フルミネンセ―ECヴィトーリア(ブラジル) ―フルミネンセ。U-18ブラジル代表、U-20ブラジル代表に選ばれた経験を持つ。
前線のほとんどのポジションでプレーしていて、特に両サイドやセカンドトップで結果を残してきた。登録は右利きだが、両足(左足)を使いこなせるのも特長のひとつだ。2018シーズンはブラジル・セリエAで28試合2得点。
マルコス・ジュニオールは次のようにコメントしている。
「伝統ある日本のサッカークラブ、横浜F・マリノスでプレーできることとなり、感謝と喜びの気持ちでいっぱいです。
ピッチの中でも外でも、クラブ、チームメイトに貢献するという強い決意と高いモチベーションを持って日本へ向かいます。ファン、サポーターの皆さんの期待に応えられるよう精一杯頑張ります!」
横浜FMは、昨季チームランキング1位のウーゴ・ヴィエイラ(2018シーズン・リーグ31試合13得点)、3位の伊藤翔(同26試合8得点→鹿島アントラーズに移籍)が退団。単純計算になるが、攻撃的なスタイルを打ち出すなか、そのふたりが決めた「21ゴール」を埋め、さらに上積みをすることが求められる。
今回、昨年春の段階から噂されてきたマルコス・ジュニオールの獲得に成功。新エース候補として期待される。同時に同じ新加入の李忠成(同20試合3得点/浦和レッズ)、仲川輝人(同24試合9得点)とのポジション争いであり、同時にコンビネーションの練度向上も求められる。初の海外生活になるだけに、周囲のサポートも重要だ。
ゴール後にドラゴンボールの「かめはめ波」を放つゴールパフォーマンスがブラジルで人気を集め、地元メディアでも多く取り上げられてきた。その”必殺技”を、ぜひ日本で何度も見せてもらいたい。
文:サカノワ編集グループ