香川が明かす移籍の真意。ドルト、マンU…なぜベジクタシュ?
香川真司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
リバプールを率いるクロップには「プレミアリーグ優勝を果たしてほしい」。
[シュペル・リグ 21節] ベジクタシュ 2-0 ブルサスポル/2019年2月9日/ボーダフォン・アリーナ
ボルシア・ドルトムントからトルコ1部リーグ(シュペル・リグ)のベジクタシュJKに今季末まで期限付き移籍したMF香川真司がこのほど、カタールのスポーツ専門メディア『ビーイン・スポーツ』のインタビューに登場して、移籍の経緯や今後への抱負を語った。
まず、どのポジションやスタイルでプレーすることで、自身の最大のパフォーマンスを発揮することができるか? その問いに香川はこう答えた。
「トップ下で自由にプレーすることで、自分の良さが生きると思っています」
そして、ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッドとチャンピオンに輝いてきたキャリアを持つ香川が、なぜベジクタシュを選んだのか。
「常に僕のことをほしいと言ってくれて、この冬も引き続きオファーをいただきました。その信頼であり気持ちが伝わってきたので、ぜひここでプレーしたいと思いました」
そのように彼は、ベジクタシュからの熱意が嬉しかったと明かした。移籍が決まったのは冬のマーケットが閉まる期限ぎりぎりの1月31日だった。限られた時間のなかで香川は、「いろいろ歴史やチーム状況、試合はチェックしました」と情報を収集したという。
さらに、いろいろな監督のもとでプレーしてきた香川だが、現在、マンチェスター・シティと熾烈なプレミアリーグ首位争いをするリバプールFCを率いるユルゲン・クロップ監督のもとで、ドルトムントでのキャリアをスタートさせている。彼のことをどのように思っているのか?
「彼と出会ってヨーロッパでのキャリアがスタートし、彼とともにドルトムントで優勝できて、自分はマンチェスター・ユナイテッドに行けたり、大きなチャンスを手にすることができました。彼との出会いがあって、今の自分があると思っています。リバプールでの幸運を願っていますし、プレミアリーグ優勝を果たしてほしいと思います」
トルコで好スタートを切った香川は、今シーズン末までの期限付き移籍となっている。
「まずはシーズン終了まですべてを出し切りたいと思います」
先のことは分からないという。ベジクタシュの『背番号23』は、あと約5か月の戦いに全力を傾ける覚悟を示した。
文:サカノワ編集グループ