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神戸の強さは本物!?イニエスタ3得点の起点、ビジャに漂う覚醒の予感

神戸のダビド・ビジャ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ポドルスキもクロスから試合を決定づけるOG誘発。

[J1 3節] 仙台 1-3 神戸/2019年3月10日/ユアテックスタジアム仙台

 ヴィッセル神戸がベガルタ仙台に逆転勝ちを収め、リーグ2連勝を記録した。アンドレス・イニエスタが全3ゴールの起点になり、ダビド・ビジャが2試合連続ゴール、さらにルーカス・ポドルスキもオウンゴールをもたらすなど、助っ人勢の”VIP(=ビジャ、イニエスタ、ポドルスキの頭文字)”が結果を残した。

 12分にコーナーキックから仙台のシマオ・マテに先制点を決められたものの、神戸が徐々にボール支配率を高めて挽回。すると32分、イニエスタのクロスに2試合連続スタメンの古橋亨梧がヘッドで合わせて同点弾を決める。

 そして後半開始直後の46分、イニエスタが左サイドで敵陣をえぐる縦パスを放つ。抜け出した古橋亨梧が鋭いグラウンダーのクロス。そこにマークをかわして飛び込んだダビド・ビジャが合わせて逆転に成功! 新エースストライカーが前節のサガン鳥栖戦(スコアは〇1-0)に続いてリーグ2試合連続ゴールを決めた。

 さらに64分には、カウンターに持ち込んだイニエスタのスルーパスをルーカス・ポドルスキが右足で折り返して、仙台のオウンゴールを誘発。神戸が試合を決定的にする3点目を奪ってみせた。

 イニエスタが起点として全ゴールに絡む活躍ぶり。ポドルスキ、ビジャの”VIP”3人が輝きを放ち、守っても新加入のダンクレーを中心とした守備陣が踏ん張り、流れから崩されることなく、3-1の勝利を収めた。神戸は2勝1敗で5位浮上、仙台は0勝1分2敗で16位。

 ビジャは試合後のフラッシュインタビューで次のように語った。

「本当に凄い試合でした。セットプレーで先制点を与えたところは改善しなければいけませんが、そのあと、チームとしてたくさんチャンスを作れて、もっとゴール決められたとも思いますが、良い試合になりました。FWというポジションであるだけに、自分にとってはゴールすることはとても大切。そのゴールが勝利にかかわってきますから」

 そのようにゴールへのこだわりを強調した。スピードスターの古橋が前線で加わったことで前線に躍動感が生まれ、ビジャも点取り屋の嗅覚を取り戻してきた。このまま神戸が勢いづくのか。結果を残すことで、この強さはより本物になっていく。

文:サカノワ編集グループ

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