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ベジクタシュの補強戦略。本命は室屋?香川と清武は…

ベジクタシュは室屋(左)が本命? 香川(右)が退団した場合、清武(中)を狙う?写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

来日した会長が「スポンサー獲得」と地元メディアが報じる。

 ベジクタシュJKの来夏の選手補強について、地元トルコのメディアでは日本人選手の話題で盛り上がっている。

 3月24日に『SPOR ARENA』などが、「清武を獲得して、チャンスを掴む! ベジクタシュ」と題して、ベジクタシュがセレッソ大阪のMF清武弘嗣の獲得を検討していると報じた。

 記事によると、先日日本を訪問したフィクレット・オルマン会長がその成果について報告会を開いたという。そこで、様々な関係者と会うなかで「もしも香川が移籍してしまう場合、さらに力のある日本人選手を加える必要がある。それであれば清武弘嗣がいいという話が出た。彼は香川と同じぐらい力があり、ファンの数もいる」と説明を受けたそうだ。清武がドイツ、スペインで実績を残していることも伝えられている。

 さらに26日には『Fanatik』などが、「ベジクタシュが室屋を狙う」と題して、日本代表の24歳のサイドバックに白羽の矢を立てたとレポートした。

 どうやらこれもオルマン会長の発言によるもののようだ。記事では、「オルマン会長は室屋獲得のための1.5ミリオンユーロ(約1億8000千万円)のスポンサー獲得の同意を取り付けた。室屋も香川とプレーできることを喜んでいる」と伝えている。

 34歳になるベジクタシュの主力である右サイドバックのギョクハン・ギュノルは年齢的な衰えが否めず、最近も欠場した試合があった。そのため右サイドバックの補強は急務だということだ。

 話を総合すると、オルマン会長が何かしら日本でスポンサー獲得に向けて”好感触”を得られたようである。そして補強ポイントなどを話すなかで、FC東京の室屋成の名前が浮上した。

 また、ボルシア・ドルトムントから期限付き移籍中の香川については、完全移籍での獲得を狙っている。しかし、それが難しい場合には、清武の獲得を進めたい、ということか。

 果たして、どこまで具体的なのかは定かでない。香川、清武、そして室屋……。それともまた新たな名前が飛び出すのか? 何より来季、ベジクタシュのユニフォームを着る日本人選手はいるのか? 実際に日本は新たなマーケット開拓にはなったはずで、欧州の中でも規模的には十分ビッグクラブであるベジクタシュの今後の日本戦略も見守っていきたい。

文:サカノワ編集グループ

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