本田圭佑は自己とも他者とも戦う「勝負の世界は常に相対性」
日本代表での本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ライバルが何に時間を使っているのか――そこまで思考を習慣化。
オランダ1部リーグのフィテッセに加入した元日本代表の本田圭佑が11月18日、自身のSNSのツイッター( アカウントは @kskgroup2017 )を更新し、二度に分けて、「勝負の世界」について、自身の考えを示した。「長い間、意味が分かっていなかった」と自分の考えを伝えるために投稿したようだ。
本田は次のようにツイートした。
最初はこのような内容だった。
何を知ればいいかということを、知ると言うのは意外に難しいし、1人で解決しようとするタイプだった自分には長い間、意味が分かってなかった。
そして約1時間後、より具体的に次のようにメッセージを発信した。
勝負の世界は、常に相対性なので
周囲より努力することや
自分の集中力はいつが高いか
その集中力はどれくらい続くのか
ライバルは何に時間を使っているのか他にも重要なファクターはあるが、
こういったことを自問する思考を習慣化しなければいけない。
いずれも一文で書き上げていて、いくつかの解釈ができそうである。
そのなかで本田は自己分析することはもちろん、「ライバル」についても言及している。
「周囲より努力すること」「ライバルは何に時間を使っているのか」
昨今は多くの人が”自分自身”に、目を向けるべきだとする論調が多い。そのなかで、さまざまな逆境を乗り越えてきた33歳のアタッカーは、他者との関係性について、思考を習慣化することについても言及している。
「目標」「覚悟」、そして「勝負」と、最近、再びピッチ上での戦いにも関係したテーマでのつぶやきが増えてきている印象だ。
本田はカンボジア代表の監督(肩書はゼネラルマネジャー)として11月19日にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で香港代表(アウェー)と対戦したあと、フィテッセに合流する。労働許可証が下りれば、早ければ11月24日(日本時間25日0時45分)のアウェーでのスパルタ・ロッテルダム戦でデビューを果たせる。また、ホームでの最も近い試合は12月8日(日本時間同20時15分)のフェイエノールト戦だ。
フィテッセは7勝2分4敗(24得点・19失点)の勝点23で5位。巻き返しへ、一日も早く本田の力が必要とされている。メルボルン・ビクトリーから退団して6か月、そのブランクの影響はいかに? 12年ぶりに踏みしめるオランダの地で、「Keisuke HONDA」のまた新たなる戦いも始まる。
[文:サカノワ編集グループ]
Topics:Keisuke HONDA tweet about “Shobu”.