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【通信簿│採点】インドネシア戦 久保建英ら4人に最高評価「5」。唯一の及第点以下は…。サッカー日本代表、W杯アジア最終予選 6-0大勝

【最優秀選手】久保建英(日本代表)

この日の最優秀選手・久保に求められるのは…。

[北中米W杯 アジア最終予選 グループC 第10戦] 日本代表 6–0 インドネシア代表/2025年6月10日19:35/市立吹田スタジアム(大阪)

 北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が鎌田大地の2ゴール、町野修斗と久保建英の1ゴール・2アシストの活躍などで、インドネシア代表に6-0の勝利を収めた。

 久保、鎌田、町野、そして遠藤航に最高評価「5」をつけた。「4」の高評価も5人。期待を込めて、唯一及第点以下の「2」をつけたのは……。

 インドネシア戦の選手通信簿・採点は次の通り。

◎日本代表 通信簿(採点)
ポジション 背番号 選手名 採点(評価)
寸評

※通信簿にちなみ5段階評価で採点。
「5」が最高、「1」が最低。
対象は原則プレー時間20分以上

【先発出場】
GK 12 大迫敬介 3
被シュートはゼロ。クロスなどパワープレーにも冷静に対応した。

DF 4 鈴木淳之介 3
高い位置で起点になる。宇佐美貴史から「とにかく上手い」と絶賛されていた。

DF 22 瀬古歩夢 4
3バックのセンターがフル代表で生き残れるポジションだと
アピール成功。板倉滉不在時の選択肢に。

DF 3 高井幸大 4
瀬古との距離を身ながら、高めにコンパクトな陣形を保ちながら押し込み続けた。リスク管理もしっかりしていた。

MF 6 遠藤航 5
最後までプレスバックを怠らず、確実にピンチの芽を潰し、ピッチ中央ではボランチから後方へ、ピンチどころからボールすら行かせなかった。

MF 5 佐野海舟  4
この日のように後方サポート以上に、いかに攻撃に絡むかを意識して前目にアタックへ行けると、より脅威の存在になりそう。

MF 14 三戸舜介 4(▽61分)
不慣れなウイングバックで先制点をアシストするなど、上々のデビュー。途中から得意とするシャドーに入ったが、そこでもう一つインパクトを残したかった。

MF 17 森下龍矢 3(▽69分)
見事なダイレクトボレーで代表初ゴール。ただ、対面の相手に意識が集中し、ファイナルサードで味方の位置など全体を把握できず、攻撃のリズムを止めてしまった印象。

MF 10 久保建英 5(▽69分)【最優秀選手】
このレベルだと明らかな格の違いを見せ付けた。これから求められるのはW杯本番など強豪からのゴールに。

MF 15 鎌田大地 5(▽HT)
インドネシアの選手たちのメンタルを打ち砕いた2ゴールだった。オーストラリア戦の反省点をすぐピッチに落とし込んでみせたのも素晴らしかった。

FW 18 町野修斗 5(▽78分)
1得点・2アシストとストライカーとしては申し分ない結果を残す。前回W杯はE-1東アジア選手権からチャンスを掴んだが、今回も徐々に周囲と噛み合い出し、課題だった“上田綺世に続く存在”として上り調子に。

【交代出場】
MF 13 中村敬斗 2(▲HT)
マッチアップをことごとく制して得点にもつなげた。ただ得意とするカットインの形からシュートをモノにできず。大決定機も逃した。悪くはなかったが、もっとできたのは間違いない。

MF 19 佐野航大 3(▲61分)
海舟とともに兄弟でピッチに立つ。ボールをよく引き出していた。鎌田や久保を脅かす、あるいは異なる武器を何か見せたかった。

MF 21 佐藤龍之介 3(▲69分)
久保と代わってピッチに立ち、右WBに入る。18歳にしてアジア最終予選での日本代表最年少デビューを果たす。バランスを取りながら起点になったが、もっとアグレッシブに行っても面白かったか。

FW 16 細谷真大 4(▲69分)
フル代表通算2点目、待望の最終ライン初ゴールを最後に記録。

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MF 20 俵積田晃太 ―(▲78分)
最後のカードで投入されて、細谷弾を引き出す。爪痕は残した。E-1東アジア選手権でも招集されそうだ。