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【日本代表】初出場の三戸舜介、先制アシスト。宇佐美貴史が指摘していたインドネシアの“盲点”「バックステップでついていけていない」

G大阪の宇佐美貴史。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

DAZNでゲスト解説、「僕はそういう選手がチームにいたら、早めにパスを出してあげるようにしています」

[北中米W杯 アジア最終予選 グループC 第10戦] 日本代表 – インドネシア代表/2025年6月10日19:35/市立吹田スタジアム(大阪)

 北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第10戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が三戸舜介のアシストから鎌田大地のヘディング弾で、インドネシア代表から先制に成功した。

 日本は5-4-1で自陣を固めるインドネシアに対し、立ち上がりから主導権を握り、ほとんどの時間帯、敵陣で試合を進める。すると15分、三戸の左クロスに、シャドーのポジションからゴール前へ飛び込んだ鎌田がジャンプヘッドで合わせて、ゴールネットを揺らした。

 さらに19分、コーナーキックの流れから久保がダブルタッチから右足で沈めて、一気にホームチームが2-0とリードを広げた。

 DAZNでは、今回の会場となっている吹田スタジアム(パナソニックスタジアム)をホームスタジアムとするガンバ大阪の宇佐美貴史がゲスト解説を務めている。

 宇佐美は試合開始早々、三戸とインドネシアの左WBケヴィン・ディクスのマッチアップに注目。三戸の鋭い仕掛けに対して、「対峙している選手(ディクス)が、バックステップでついていけていない。どんどん仕掛けていいと思います」と、すぐさま弱点を見つけていた。

 日本はそのサイドから再三にわたり打開。このあとディクスは内転筋に異変を感じて、30分に交代している。

「三戸選手が仕掛けると、バックステップで距離を保てずにいた。そうなると(三戸は)縦も中もいける。僕はそういう選手がチームにいたら、早めにパスを出してあげるようにしています」

 チームとして突破口を見出せれば、そこを徹底的に突いていく。その弱点をいきなり見つけていた。

 解説の水沼貴史氏もその宇佐美の指摘に唸り、「優位性を見つけられるのが早いんですね、きっと」と驚いていた。