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鹿児島が柏にジャイキリ!決勝弾の牛ノ濱「体から押し込もうと思った」

(C)SAKANOWA

最下位の鹿児島がホームで逆転勝利!!ネルシーニョ監督「相手のほうが『勝ちの味』を理解していた」

[J2 12節] 鹿児島 2-1 柏/2019年5月4日/白波スタジアム

 ジャイアントキリング達成だ――! 鹿児島ユナイテッドFCが柏レイソルに先制点を許しながらも、ホームで2-1の逆転勝利を収めてみせた。

 12分にコーナーキックに江坂任がヘッドで合わせて、柏レイソルが先制に成功する。しかし、そこからホームチームが押し込まれながらも効果的に反撃に出る。

 前半終了間際、流れる連係から左サイドを打開し砂森和也のパスを五領淳樹が強烈な左足のシュートで突き刺して同点に追いつく。さらに67分、途中出場の韓勇太がカウンターを発動させ、そのパスを受けた五領が折り返し、最後は牛ノ濱拓がGK中村航輔をかわして押し込み逆転に成功した。

 その後は柏が一方的に攻め込んだものの、江坂のフリーのシュートは枠を捉えず。最後のコーナーキックのチャンスでも、クリスティアーノのヘッドはGKアン・ジュンスの正面を突いて、ここで試合終了に――。

 今季J3から昇格しJ2最下位だったホームの鹿児島が、昨季までJ1だった柏レイソルから、価値ある勝点3を掴んだ。

 決勝点を決めた牛ノ濱は、試合後のヒーローインタビューで次のように語った。

「みんなで勝ち取れてよかったと思います。上のカテゴリーから来たチームでしたが、ビビらずいこうと話していて、みんなで勝てて喜べたので本当に嬉しいです。(五領)淳樹さんからいいボールが来て体から押し込もうと思いました。なかなか勝てていなかったので、こうしてゴールを決めて、みんなで喜びを分けちあえて本当に良かったと思います」

 一方、柏のネルシーニョ監督は、フラッシュインタビューで次のように語った。

「先制点を決めたあとのチャンスを決め切れず、我々より相手のほうが『勝ちの味』をよく理解していたと言えました。あれだけのチャンスを作りながら負けを喫したのは、我々よりも相手が優位にゲームを進めたからだと言えます。相手の順位は下位にいるものの侮れないチームだと伝えてゲームに入ったが、残念ながらこうした結果に終わってしまいました」

 鹿児島は2試合ぶりの勝利で暫定ながら最下位を脱出。柏は3連続引き分けのあとの黒星で4試合勝ち星なし。

文:サカノワ編集グループ

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