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「え、知らなかった」浦和の興梠慎三が遠藤保仁を抜きACL歴代最多59試合出場

浦和の興梠慎三がACL最多出場&最多得点!写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

北京国安戦、花を添える日本人最多21ゴール目も決める!

[ACL GS6節] 浦和 3-0 北京国安/2019年5月21日19:00/埼玉スタジアム2〇〇2

 アジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ(GS)最終6節、興梠慎三が日本人選手最多となる59試合出場を果たした。遠藤保仁の58試合と並んでいた。また試合を決定づける1ゴールを奪い、前節のアウェーのブリーラム・ユナイテッドFC戦(〇2-1)で更新していた日本人最多ゴールを21得点に伸ばした。

「え、知らなかった。ヤットさんを抜いた!? 最多ゴールは知っていましたけれど、最多出場もですか。それは初めて知りました(笑)」

 そのように最多出場は初耳だったと明かした。そして浦和のエースは次のように試合を振り返った。

「素晴らしい試合の入り方ができて、俺は全然ダメでしたけれど、みんながハードワークして、自分のミスもカバーをしてくれて、どこかで得点を決めないといけないと思っていたので、それができて良かったです。久々に圧倒できる試合ができました」

距離感もみんなが近くて、奪って、逆に奪われても近くに味方がいたので良かったかなと思いました」

 アウェーでの一戦は公式記録では浦和のシュート数が「0」。それでも辛うじてスコアレスドローに持ち込んだことで、この試合に望みをつなげられた。ただ、だからこそ、ホーム埼スタで「いける」とACL歴戦のストライカーは前向きに捉えていた。

「アウェーでは90分間のうち85分間は持たれたのではないかぐらいボールを保持されました。ただ、それこそがACL。逆にウチのホームでの試合になれば、俺らが持てるパターンに持ち込めて、前から行けば絶対に球際で上回れると思っていました。それがハマった。改めて前から行かないと、攻撃は上手くいかないのかなとも思いました」

 ようやくチーム全体が機能し、一つ結果を残した。まさにサポーターが作り出した雰囲気を含めて全員で掴んだ勝利となった。

「うん、パーフェクトに近いゲームだったと思います。自分はあまり良くなかったですけれど、ここからです。また頑張ります」

 ACL最多出場&最多ゴール。浦和が今大会の決勝トーナメント進出も決めたことで、興梠は誰も到達できないぐらい、この記録を更新していきそうだ。

興梠がACL日本人最多通算21ゴール目を奪取!写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

文:サカノワ編集グループ

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