【浦和】大槻組長、鳥栖の迫力に負けず逆転勝ち。2戦連続AT弾の要因は「選手の頑張りとサポーターの後押し」
浦和の大槻毅監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
川崎戦はドロー、遅ればせながらリーグ戦令和初勝利。
[J1 15節] 浦和 2-1 鳥栖/2019年6月15日/埼玉スタジアム2〇〇2
浦和レッズの大槻毅監督は就任から2試合連続のアディショナルタイムでのゴールで、就任後初の勝利を収めた。浦和としてはリーグ6試合ぶり、令和初の勝点3だ。
立ち上がりから鳥栖に中盤を制されて、18分に先制点を与えてしまう。それでも31分、岩武克弥のクロスを、興梠慎三、武藤雄樹と二人がスルーし、逆サイドにいた宇賀神が合わせて同点に追いつく。
そして90+3分、カウンターで持ち上がったマルティノスのクロスが相手に当たってバウンドしてDFの頭を越えたところ、興梠慎三が合わせて逆転!! 後半のシュート3本目が値千金の勝ち越し弾となった。
大槻毅監督は試合後の記者会見で、次のように振り返った。
「埼玉スタジアムの後押しを受けて、最後勝ち切ることができて、非常に喜んでいます。メンバーを入れ替えきた鳥栖さんはしっかり戦ってきて、セカンドボールも拾われ迫力があり、ウチとしても迫力を持って制したかったが、なんとか最終的に勝点3をとれました。内容のところはこれからまた上積みすることを目標にしながら、次に進んでいきたいです」
そのように内容は決して褒められたものではなかったが、勝利を収められことを前向きに捉えた。
前節の川崎フロンターレ戦は(△1-1)、90+5分、ラストプレーでの森脇良太のゴールで同点に追いついた。今回も相手にボールが当たりながらクロスがつながる幸運な形で興梠が決めて逆転勝利――。
2試合連続でのアディショナルタイムのゴール。大槻監督はその要因を問われると一言、次のように答えた。
「選手の頑張りと、サポーターの後押しです」
浦和はこのあとアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦・蔚山現代戦に臨み、6月19日はホーム(19:00開始)、26日はアウェー(20:00開始)に臨む。
文:サカノワ編集グループ