「長崎のバットマン」呉屋大翔が鮮烈スーパーボレーなど2発!!
長崎の呉屋大翔(33番)がスーパーボレーなど2発!写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
後半は町田が主導権を握り返し2-2の引き分け。
[J2 18節] 町田 2-2 長崎/2019年6月16日/町田市立陸上競技場
V・ファーレン長崎のFW呉屋大翔が鮮烈のスーパーボレーを突き刺し、アウェーのスタジアムにどよめきを起こした。2ゴールを奪った呉屋はこれでリーグ6試合連続のゴール。しかし後半、町田に2点を返されて、試合は2-2の引き分けに終わった。
センターフォワードで先発した呉屋は立ち上がりからアグレッシブに仕掛けてゴールに迫る。13分、敵陣でのボール奪取からショートカウンターを発動。パスを受けた呉屋が冷静にシュートを沈めて先制に成功する。
そして1-0で迎えた前半アディショナルタイム、右サイドからの角田誠の鋭いクロスを、呉屋がペナルティエリアに入るかどうかの位置でトラップ。ボールを浮かせると、体を反転させながら右足を振り抜き、目の覚めるようなボレーをねじ込んでみせた。
顔面骨折の影響をまったく感じさせず、フェイスガードをつけた「長崎のバットマン」がリーグ6戦連続のゴール――しかも2得点で、長崎に主導権をもたらした。
しかし……。後半に入ると、今度は町田の一方的なペースに。62分にクロスからオウンゴールで1点差にする。これでホームチームはサポーターの声援を受けて勢いづくと、68分、富樫敬真が渾身のシュートをねじ込み、ついに2-2の同点に!
その後は両チームともに決定機を作り出したものの、ゴールを奪えず勝点1を分け合った。
文:サカノワ編集グループ