香川真司の獲得に向けベシクタシュ「本気モード」
ベジクタシュの香川真司。(C)BESIKTAS
スペイン挑戦の意向を理解、好条件を提示して”待ち”の姿勢。
日本代表MF香川真司の去就に関する話題が、昨季末まで過ごしたトルコ(おもにイスタンブール)で再び話題を集め再燃している。
トルコの各メディアは連日、ボルシア・ドルトムント(2020年6月まで契約を結んでいるものの、背番号23をトルガン・アザールに譲渡)が香川を戦力として考えておらず放出を容認していること、その中で香川がスペインへの挑戦を第一に優先して交渉しているものの状況は芳しくないことなどを伝え、トルコリーグ復帰の可能性もあり得ると伝えてきた。
そのうえで、今年2月から6月までドルトムントから期限付き移籍でプレーしたベシクタシュJKが、「完全移籍」で獲得を狙うため、好条件を提示したというのだ。
『SPORX』は6月28日に香川の移籍先に関するレポートを掲載。「香川サイドと直接会って年俸240万ユーロ(約2億9000万円)の条件を提示した。また、彼を獲得するための選手枠も整理した」と、”本気モード”であることを強調している。
つまり、イスタンブールをホームとするベシクタシュとしては、香川のスペインへの思いは十分理解している。もしも、その望みが叶わなければ、あるいはベシクタシュへの思いが上回れば、ぜひ来てほしいというスタンスだ。レアル・ベティスが約90万ユーロ(約1億円)でオファーを出したと言われるが、それを大きく上回る条件提示だ。
香川は昨季ベシクタシュで14試合4得点2アシストを記録。また、ベシクタシュはトルコリーグで19勝8分7敗の勝点65、首位のガラタサライSKと勝点4差の3位で終えている。
香川の移籍先候補として、他にセビージャFCが以前からの噂として挙がっていて、またウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFCも獲得を検討していると言われている。
文:サカノワ編集グループ