久保建英レアル強奪が引き金!?バルサは安部裕葵に加え…西川潤もターゲットか
U-20日本代表でプレーした桐光学園高の西川潤。(C)SAKANOWA
スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝える。
FCバルセロナが、鹿島アントラーズの安部裕葵の獲得に向けて正式オファーを出したことが明らかになった。ただし、まずは3部リーグに所属するバルセロナBでのプレーになるという。
一方、スペインの老舗スポーツ紙『ムンド・デポルティーボ』は先月末の段階で、バルセロナが久保建英の獲得に失敗した一方、安部とともに桐光学園高校の西川潤をターゲットにしていることを報じていた。
記事によると、「(2002年2月21日生まれの)西川はまだ17歳のため海外への移籍ができないが、18歳になればロティーナ監督のもとでプレーするセレッソ大阪から旅立つことが可能になる」と伝えている。西川は現在桐光学園高に在籍中だが、C大阪に特別指定選手として登録。7節の北海道コンサドーレ札幌戦(●0-1)でリーグ戦デビューも果たしている。
同誌は「ポーランドでのU-20ワールドカップ(W杯)でプレーした17歳の日本人レフティの西川は、C大阪ですでにデビューし、ロティーナ監督も『将来、日本の偉大な選手の一人になれる』と考えている」とレポートしていた。ただ、たとえバルサが獲得しても、まずバルセロナB(実質3部リーグ)でのプレーになる。
久保のレアル・マドリーへの移籍に伴い、今後、「18歳」の誕生日を迎える日本人選手の欧州クラブでの青田買いも進むことになるのか。もちろん、ビッグチャンスであることは間違いない……。
加えて安部のように若手を”テスト”する意味で獲得する機会も増えていきそうだ。もちろん、3部リーグでプレーすることのデメリットも大きいだけに、交渉の行方とともにこれからの展開にも注目していきたい。
いずれにせよ、日本人選手を取り巻く欧州での環境も、また新たな時代に突入したようだ。
[文:サカノワ編集グループ]