鹿島の安部裕葵がバルセロナ移籍で合意「一瞬一瞬を大切にフットボールと向き合う」
鹿島からバルセロナへの移籍が決定した安部裕葵。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
現地でメディカルチェックを経て正式契約へ。
鹿島アントラーズは7月12日、安部裕葵(あべ・ひろき)がスペイン1部リーグのFCバルセロナに完全移籍することで、クラブ間の基本合意に達したと発表した。現地でのメディカルチェックなどを経て正式契約が結ばれる。
安部は1999年1月28日生まれの20歳、東京都出身。171センチ、65キロ。これまでのキャリアは、城北アスカFC(東京)―S.T.FC(東京)―瀬戸内高校(広島)―鹿島アントラーズ。
背番号10をつけた2019シーズンは、J1リーグ14試合1得点1アシスト、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)6試合0得点。
安部は鹿島広報部を通じて、次のようにコメントしている。
「高校卒業から2年半という月日を鹿島アントラーズで過ごし、プロサッカー選手として、人間として、大きく成長することができました。
チームメイト、スタッフ、フロント、そしてサポーターの皆様、 すべてのアントラーズファミリーと勝利のために戦えたことは、自分の誇りであり、財産です。
今回、シーズン途中でチームを離れることは難しい決断でしたが、FCバルセロナで新たな挑戦をしたいと強く思い、移籍を決めました。
これから直面する様々な困難や壁も、自分の成長には絶対に必要なことだと信じています。鹿島アントラーズというクラブで経験したすべてを糧に、これからも一日一日、 一瞬一瞬を大切にして、フットボールと向き合っていきたいと思います。
本当にありがとうございました」
安部はまずスペイン3部リーグのバルセロナBチームでプレーする予定。多くの選手にとっての憧れの的であるスペインのメガクラブへの日本人初の移籍は、大きなニュースだ。ただ、そこから這い上がっていく厳しい戦いが待ち受けている。
安部を応援してきた多くの人は安部が”トップチーム”のピッチに立つ日を待っている。そして、鹿島とクラブ・ワールドカップで真剣勝負を迎える日を――。
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[サカノワ編集グループ]