パトリック弾!G大阪が再逆転で4強進出。FC東京は田川亨介の一撃で一時リードしたが…
G大阪のパトリックが決めた!写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
アウェーゴール”一発”を守り切る。
[ルヴァン杯 準々決勝-2nd] FC東京 2-1 G大阪/2019年9月8日16:30/NACK5スタジアム
※2試合トータル2-2 アウェーゴールルールでG大阪が4強進出
ルヴァンカップ準々決勝のFC東京対ガンバ大阪の第2戦は、FC東京がディエゴ・オリヴェイラと田川亨介が決めて2-1で勝利。しかしパトリックが決めたアウェーのG大阪が2試合トータル2-2の同点、アウェーゴール(1点)で上回りベスト4進出を決めた。
試合は立ち上がりからFC東京が主導権を握り、左SBのバングーナガンデ佳史扶が積極果敢に攻め上がり、さらにアルトゥール・シルバが猛烈な勢いでボールを奪い取り、ジャエルもプレスを怠らぬなど、このルヴァンカップでチャンスを得た選手が躍動。そこにディエゴ・オリヴェイラが絡んで攻め立てる。
迎えた20分、ディエゴ・オリヴィエラが敵陣でDFをなぎ倒して持ち込むと、冷静にシュートを突き刺して先制に成功! その後もホームチームが攻め立てた。
そして後半、ドラマが待っていた。
58分、ホームチームは田川亨介、一方、アウェーチームは宇佐美貴史を送り出す。
すると67分、髙萩洋次郎のチョップキックから、ディエゴ・オリヴェイラが落とすと、田川がフリーで抜け出して左足で一閃! 股を狙ってくると読んだGK東口順昭の読みを外し、正確にサイドネットへ突き刺した。
これで2試合トータル2-1でFC東京が逆転に成功する。
ところが、これで決着はつかない。
ほとんどチャンスを作れずにいたG大阪だが、さらに72分にアデミウソンを送り出す。そして、まさにその一本にかけていた。
76分、一瞬の隙を見逃さず、右サイドのスペースを突いた宇佐美がクロスを放つ。これをパトリックがヘッドで合わせてゴール! これで今度は2試合トータルが2-2、アウェーゴールを奪ったG大阪のリードとなった。
その後はホームチームが反撃を試みるものの、G大阪が時間を使っていき試合終了に――。
後半途中からパトリック、宇佐美、アデミウソンという強力FWを前線に並べる”力技”に出たG大阪が、ベスト4へ進んだ。
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[文:サカノワ編集グループ]