【浦和】試合直後ブーイングすら起きず…HondaFCに惨敗。完全ターンオーバー大失敗!
浦和から勝利を収めたHonda FC。(C)SAKANOWA
JFL王者に0-2。しかもほとんどチャンスなし。
[天皇杯 4回戦] 浦和 0-2 Honda FC /2019年9月25日/埼玉スタジアム2〇〇2
天皇杯4回戦の浦和レッズ対HondaFCの一戦は、JFLのHondaFCが2-0で勝利を収めた。浦和はターンオーバーが裏目に出て、ほとんど連係が噛み合うことなく、後半アディショナルタイムに杉本健勇がPKを外すなどいいところなく完敗を喫した。
現在J1リーグ15位の浦和は、中2日でアウェーで16位のサガン鳥栖との”大一番”を控えており、今回、完全ターンオーバーで興梠慎三ら普段の主力と言える選手たちを温存。主力組はGK西川周作とリベロのマウリシオのみがスタメン出場し、新人の池髙暢希が公式戦初先発、宇賀神友弥が左ストッパーで起用されるなど、ほぼ初めてと言える布陣を組む。一方、JFL王者のHondaFCはクラブのレジェンド古橋達弥らが先発し真っ向勝負を挑んできた。
試合はHondaFCがボールを保持して敵陣に進攻、それに浦和が正面から対峙。浦和はボールを奪い返すとカウンターに持ち込み、一気に相手ゴール前まで持ち運ぶ。そのように行ったり来たりするものの、両チームともにチャンスを作り出せない。
後半開始から池髙から武藤雄樹に代えた浦和は、前線の高い位置でボールを収める機会が増え、主導権を握り返す。しかしHondaFCもアグレッシブさを失わず、67分にはマウリシオのクリアボールを、古橋がハーフボレーで合わせた決定的シュートを放ったが、わずかに枠の外へ。
するとHondaFCの右サイドの佐々木俊輝の突破とコンビネーションから宇賀神のサイドを完璧に崩し、83分に富田湧也、さらに87分に原田開と2ゴールを奪取。
後半アディショナルタイムに浦和は杉本がPKを外し、いいところなく敗れた。浦和は最後までチグハグな戦いを続けた。
試合終了の瞬間、浦和サポーターからブーイングすら起きない「完敗」となった(ゴール裏に挨拶に訪れた際にはブーイングに)。
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[文:サカノワ編集グループ]