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【浦和】初先発の槙野智章がしっかり“無失点回答”「ベテランの意地。経験の差が出たプレーであり内容でした」

オンラインによる記者会見に臨んだ浦和の槙野智章。(C)SAKANOWA

連敗中は「元気がないと感じていた」。横浜FCに2-0完封勝利、連敗を止める。

[J1 7節] 横浜FC 0-2 浦和/2020年7月26日/ニッパツ三ツ沢球技場

 今季初先発を果たした浦和レッズのDF槙野智章が、横浜FCを相手に勝点3を獲得するとともに、3試合ぶりの無失点勝利に貢献した。開幕戦以来の出場となった槙野は、フル出場を果たした。

 槙野は試合後のオンラインによる記者会見に臨み、次のように振り返った。

「(出場機会を得られず)これまでのプロ生活でも初めての状況でしたが、自分にとっても非常に考え直すいい時間であり、悔しい時間でもありました。その出られない期間、チームを外から見ることで、自分ができることを整理しました。今日の試合に懸ける思いは、僕だけではなく、鈴木(大輔)選手、柏木(陽介)選手となかなかチャンスをもらえない選手たちと、何をしなければいけないか考えながらプレーしました。ベテランの意地と言いますか、経験の差が出たプレーだし、内容だったかなと思います」

 そのように浦和の背番号5は、試合の明暗を分けたのは「経験の差」だったと語った。

「今日の試合に限らず、これまでの戦いと、この2連敗しているなか、外から見ているイメージとして、少し元気がない、声が少ない、コミュニケーションをとっている姿があまり見受けられないように感じました。そこで西川選手、鈴木選手と中心に、『今日は90分間、声を掛ける、我慢するところはする、盛り上げるところは盛り上げるところを徹底しよう』と試合前に話しました。それを貫くことができたので、難しい時間帯と厳しい時間帯に踏ん張り、レオナルド選手とエヴェルトン選手のゴールにつながったと思います」

 掴んだチャンスでしっかり無失点勝利の結果を残した。チームに再び自信を植え付けるとともに、ポジション争いを一段と激しくする1勝にもなった。

「ベテランと言われる年齢ではないかもしれません。ただ、こうした状況を理解して、苦しい時、連戦の時、自分のやるべきことをしっかり整理して、大槻監督ともコミュニケーションをとれていました。いつ自分が出るか、呼ばれるか、常に準備していました。なかなかチャンスをもらえない中でもしっかりプレーして、無失点に抑えることができました。これまでいろんな壁を乗り越えてきました。スタッフ、選手にも助けてもらいながら、自分のミッションをコンプリートできました」

 連敗を止めた浦和が来週末の8月1日(19:00キックオフ)、ホームでの清水エスパルス戦に臨む。

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[文:サカノワ編集グループ]

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