久保建英の移籍話、信憑性は?セビージャ、アヤックス、レアル復帰、それとも…

ジネディーヌ・ジダン監督(左)、久保建英(右)。(C)Audi CUP :(C)SAKANOWA

当初最有力だったレアル・ソシエダは優先順位が下がる?

 スペイン1部リーグのレアル・マドリードからRCDマジョルカに期限付き移籍していた久保建英は、移籍期間満了を迎え、その活躍ぶりもあって2020-21シーズンどこでプレーするのかが注目を集めている。マジョルカは2部降格が決まり、ひとまず久保の保有権はレアル・マドリードに戻る。19歳のレフティを巡り、これまで出ている来季の噂を整理していきたい。

▼セビージャFC
 スペインメディア『アス』『マルカ』が7月24日、セビージャが獲得に乗り出していると報じた。久保サイドは欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権を得ているなど、よりレベルの高い環境でのプレーを希望。今季4位で終えたセビージャはその「出場権」を得ている。今季は23歳のSBセルヒオ・レギロンがレアル・マドリードから期限付き移籍していて、クラブ間のつながりもある。とはいえ、レアル・マドリードのライバルにもなり得るチームへのアタッカーの派遣を、ジネディーヌ・ジダン監督が認めるのかどうか。ただ、チームのスタイルなどは久保とも合致しそうだ。

▼レアル・ベティス
『アス』は「『久保ダービー』が起きる」と題し、スペイン最大のライバルで知られるセビージャとレアル・ベティスが久保獲得合戦を展開していると伝えている。当初はベティスが久保獲得へ名乗りを上げたと報じられてきたなか、今回、セビージャが加わってきたような形になった。名門のベティスだが、今季は15位と低迷。マジョルカで残留争いを経験した久保が、再び下位チームを選ぶかどうか。チームの中心となって古豪復権を目指す、というシナリオはあり得るか。

▼レアル・ソシエダ
久保移籍先の有力候補として、当初から名前が挙がってきた。しかし、レアル・マドリードから期限付き移籍中のノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールの新シーズンの残留が確実視され(当初から2年でのローン契約だった)、6位に終わったためCLではなくヨーロッパリーグに回ることになった。レアル・マドリードが未来の有望株であるアタッカー二人を貸し出すことはあり得るだろうか。ウーデゴール&久保のノルウェー代表&日本代表のコンビは多くのファンを魅了しそうで、ぜひ見てみたいが――。

▼アムステルダム・アヤックス
 以前から候補の一つに挙げられてきたが、『マルカ』が25日に改めて“有力候補”の一つとして報じた。久保がもしもスペイン国外でのプレーを希望しているのであれば、切磋琢磨するなかでCL上位進出も目指せる。しかも伝統の若手育成システムから数多くのスターを輩出しているなど環境にも恵まれ、選択肢の一つに入ってくるか。もちろん、そもそも久保とレアル・マドリードがスペインでのプレーを優先的に考えている場合もある。久保は英語も堪能で、日常では英語が使われるオランダ生活も問題なさそう。

▼パリ・サンジェルマン
  昨年も久保獲得に早い段階から名乗り出て、現在も招へいしようと積極的だと言われる。スポーツダイレクターを務める元鹿島アントラーズのレオナルドが久保との契約に向け“本気”だと報じられる。レアル・マドリードが来季の獲得を目指すと言われるキリアン・ムバッペを交渉カードに、久保や同じくレアル・マドリードの至宝ヴィニシウスを組み込みたい考えのようだ。ただその先のビジョンも見えず、現実味は感じられない。パリ行きを選択するならば昨年のタイミングだったか。

▼レアル・マドリード
 意外と最も可能性が高いのが、プレシーズン期間のレアル・マドリードへの復帰だ。来季続投が決定的なジダン監督は久保を高く評価してきた。アタッカー陣もエデン・アザールが負傷を繰り返し、ロドリゴも安定せず、さらにクラブは久保をルカ・モドリッチの後継者にしたい構想もあるという。来年、数年後の体制が読めないことを考えると、久保にとっては、勝負できるチャンスと言える。

 EU外の外国籍選手枠の問題は、ヴィニシウスが年内にもスペイン国籍を取得すると言われる。または、外国籍選手枠の対象であるヴィニシウス、ロドリゴ、エデル・ミリトン(ヘイニエルは期限付き移籍か)と、クラブがプレシーズン期間にその座を争わせることもあり得る。

 ただ、このコロナ禍で、CLが8月まで行われる一方、他クラブは短いオフを経てチーム作りに入る。“レアル・マドリードで現在地を確認する”、“できればよりレベルの高いクラブで、コンスタントに出場する”――久保がそのどちらに重きを置いているのか。レアル・マドリードとしても、プレシーズンにプレーさせることで久保の価値を一段と高めることもできる。ただ後者であれば、新天地選びは進めているだろう。

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[文:サカノワ編集グループ]

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