スペイン地元紙が3連敗サラゴサの選手採点で最低点「1」。香川真司は…
サラゴサの香川真司。(C)Real Zaragoza
退場者を出してスポルティング・ヒホンに0-4大敗。
[スペイン2部 13節] ヒホン 4-0 サラゴサ/2019年10月27日/エスタディオ・デ・ラ・ロマレーダ
スペイン2部リーグのレアル・サラゴサがスポルティング・ヒホンに0-4の大敗を喫して、1部昇格プレーオフ圏外の7位に転落した。香川真司はトップ下(センターハーフ)ではなく左MFで先発したもののチャンスに絡めずハーフタイムでの交代を余儀なくされた。
スペインの地元メディアである『スポーツ・アラゴン』が、この試合でのサラゴサの選手採点と寸評をWEBに掲載。「守備陣は悲惨ともいえるほど機能せず、中盤は動きがまったくなく、前線にはボールがまるで入らなかった」と、チーム全体が粘れず敗れたことを嘆いている。
そのなかで、同紙は開始30分で2枚目のイエローカードを受けて退場処分となったDFシモーネ・グリッポに10点満点で最低点の「1」をつけた。一方、香川と交代で出場した23歳の若手FWカルロス・ニエトには最高点「7」と評価し、「数少ない攻撃面でのポジティブな要素」と、そのゴールに向かっていったアグレッシブな姿勢を買っている。
そのなかで香川の評価は「5」。及第点の「6」より低いものの、全体ではカルロス・ニエトに続く採点で、最も多い6人がこの評価だった。さらに「4」が4人、「3」が2人いた。
香川は次のように寸評で書かれていた。
「45分間でプレーする機会は非常に限られた。ドリブルで相手ラインの打破を試みようとしたが、ボールを受けるポジションが低くてまったくできなかった」
30分で退場者を出して数的不利になったこともあるが、香川自身にそもそもボールが集まらなかったことで、減点も1点に止めていたようだ。
シーズン序盤は無敗をキープして好調だったサラゴサだが、ここに来てリーグ3連敗を喫した。通算5勝4分4敗(17得点・16失点)で7位に転落し、何かしらテコ入れが必要な状況となっている。
サラゴサは次節11月3日(日本時間28日0:00)、5勝3分5敗で10位のラス・パルマスとホームで対戦する。
関連記事:元レアル&マジョルカのイバン・カンポが久保建英に送った助言とは?
[文:サカノワ編集グループ]