【広島×浦和】岩波が衝撃弾!川辺底力の突破でOG誘発「上に食らい付くためには…」
浦和の岩波拓也。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
広島にとっては手痛く、浦和にとっては貴重な勝点1に。
[J1 31節] 広島 1-1 浦和/2019年10月29日/エディオンスタジアム広島
J1のサンフレッチェ広島対浦和レッズの一戦は、岩波拓也の浦和での初ゴールと川辺駿の突破からのオウンゴールにより、1-1で引き分けた。逆転優勝を狙う広島にとっては痛いドロー、J1残留へ近づけたい浦和にとっては貴重な勝点1となった。
立ち上がりからホームチームが主導権を握り浦和ゴールに迫るものの、なかなか得点には至らない。一方、粘り強く球際の攻防で耐えて負けない浦和は75分、カウンターから持ち込み、この好機を見逃さず駆け上がった左ストッパーの岩波拓也がギャップを突き、ワントラップからシュートを突き刺し先制に成功する。
ただし、広島はさらに攻撃の圧力を強めて反撃。すると88分、ボランチの位置から抜け出した川辺が強引にゴール前へ抜け出すと、こぼれたボールを橋岡が浦和ゴールに押し込んでしまいオウンゴールに……。結局、試合はそのまま1-1で引き分けた。
再び上昇の機運に乗ってきていた広島だったが、ここでの勝点1により、逆転優勝は厳しくなった。川辺は試合後のフラッシュインタビューで次のように語った。
「残り試合を考えると勝点3がほしかったですし、もっと上に食らい付いていくためには、ゴールという結果が必要です。自分たちが押していただけに、失点は痛かった。浦和も勝点3を目指してきたのは分かっていましたが、ウチのほうがチャンスは作れていた。ただそのチャンスを決め切ること。残り試合、点を取ることが大切になると思います」
自身もクロスバー直撃のミドルを放つなど、川辺もあと一歩が及ばなかったことを悔いた。
一方、勝点3が手元からすり抜けた浦和ではあるが、勝点35で6チームが並んでいたなか、1ポイントを積み上げたのは大きい。さらに中2日で、今度はアウェーで首位・鹿島アントラーズ戦を迎える。
両チームのメンバーは次の通り。
▼サンフレッチェ広島
▽先発
GK
38 大迫敬介
DF
2 野上結貴
23 荒木隼人
19 佐々木翔
MF
44 ハイネル
(88分→16 渡 大生)
6 青山敏弘
15 稲垣 祥
(80MF→27 清水 航平)
18 柏 好文
40 川辺 駿
14 森島 司
FW
20 ドウグラス・ヴィエイラ
(72分→39 レアンドロ・ペレイラ)
▽控え
GK
1 林 卓人
MF
25 松本大弥
5 吉野恭平
7 野津田岳人
▽監督
城福 浩
▼浦和レッズ
▽先発
GK
1 西川周作
DF
4 鈴木大輔
5 槙野智章
31 岩波拓也
MF
8 エヴェルトン
22 阿部勇樹
27 橋岡大樹
41 関根貴大
(80分→3 宇賀神友弥)
FW
7 長澤和輝
(90+1分→29 柴戸 海 )
12 ファブリシオ
30 興梠慎三
(90+4分→14 杉本健勇)
▽控え
GK
25 福島春樹
DF
2 マウリシオ
MF
10 柏木陽介
FW
11 マルティノス
▽監督
大槻 毅
関連記事:Jリーグ市場価格ランキング。3位ジョー、2位イニエスタ、1位は…
[文:サカノワ編集グループ]