本田のSNS就活に「冗談のようだったが成功した」と海外メディアも驚き
フィテッセでの練習初日のあとに抱負を語っていた本田圭佑。 ※『VitesseTV』より
フィテッセで”テスト”。今後の展開は読めないものの、一歩を踏み出す。
アメリカで発行される最大のスペイン語の新聞『ラ・オピニオン』は11月1日、フリートランスファー(無所属)となっていた元日本代表MF本田圭佑がオランダ1部のフィテッセで練習に合流したというレポートを掲載した。「ソーシャルネットワークの力。ツイッターで仕事を求めた本田圭佑がチームを見つけた」と題し、「冗談のように見えたが、彼は成功させた。フィテッセでテストを受ける」と伝えている。
メキシコの名門CFパチューカでプレーしていたこともあり、スペイン語圏のメキシコ、さらにアメリカでも本田の動向は注目を集めてきた。そうしたなかで同メディアがSNSを駆使して、こうしてトップリーグの「オランダの伝統あるクラブ」での練習参加まで漕ぎつけたことに驚きを表している。
また、本田がフィテッセへの練習参加が決定したあと、「12年前のトライアウトした時のような気持ちです」とツイートで綴っていることを踏まえ、記事でも「彼は2008年にテストを受けたのち、VVVフェンロへの入団を果たしている」と、オランダとの深い関わりについて記している。
そしてチームを率いるのは、本田がCSKAモスクワでプレーしていた時に率いていたレオニード・スルツキ氏である。ともにロシア3冠を達成しただけあって絆は深い。
とはいえ、今季のフィテッセはエールディジビで11節を終え、7勝2分2敗(22得点・15失点)で4位につけている。
そのなかで指揮官の眼鏡に適い、必要な戦力とされるか。さらなる展開もあるのか?
マンチェスター・ユナイテッド、ACミランへのSNSでのオファー要求からこうして突破口を切り開いてみせたのだ。どのような未来が待っているだろうか。「KEISUKE HONDA」のここからのチャレンジが見逃せない。
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[文:サカノワ編集グループ]