久保の相棒?ライバル?レアルがブラジルの新星ヘイニエルと「18歳誕生日」に契約
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
フラメンゴから獲得、2026年まで契約。クラブが正式に発表。
スペインリーグ(ラ・リーガ)1部のレアル・マドリードは1月20日、ブラジル1部(セリエA)のCRフラメンゴからFWヘイニエル(ヘイニエル・ジェズス・カルヴァーリョ / Reinier Jesus Carvalho)を獲得したと発表した。契約は2026年6月まで。現在U-23ブラジル代表として参戦中の東京オリンピック予選となるU-23南米選手権を終えたあと、まずレアル・マドリードのカスティージャに参加する予定だ。
ヘイニエルは2002年1月19日生まれ、ブラジル出身。久保建英の時と同じく「18歳の誕生日」になると同時に契約を結んだ。
スペインメディア『アス』などによると、レアル・マドリードがフラメンゴに支払う違約金は3000万ユーロ(約36億円)と言われる。当初は夏の加入が噂されていたが、そこまで待つと違約金が倍に跳ね上がることが分かり、このタイミングで契約を結ぶことになった。
185センチとすでにサイズがあり、2019年のU-17南米選手権ではキャプテンとして全4試合にスタメン出場。同チームでは通算10試合・6ゴールを決めている。
この新星の加入は、レアル・マドリードのリーガでのEU枠外の選手枠「3」の問題にもかかわってくる。
現状、ロドリゴ、ヴィニスウス、エデル・ミリトンのブラジル人3選手で埋まっている。そこにRCDマジョルカに期限付き移籍中の久保建英が来季復帰することになれば、さらにヘイニエルも加わる可能性もあるのだ。
またアタッカー陣では、レアル・ソシエダにレンタル中の21歳のノルウェー代表マルティン・ウーデゴールも、来季復帰する可能性が取り沙汰されている。そして現在のトップチームで主力としてプレーする選手、ベンチで見守るメンバーがいる。とにかく前線のポジショを掴む争いだけでも世界屈指の熾烈なレベルにある。
もちろん一方で、久保がヘイニエルとホットラインを築く未来も十分あり得る。ライバルであり仲間。新たなブラジルの神童ヘイニエルの今後のプレーからも目が離せなくなる。
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[文:サカノワ編集グループ]