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久保建英のソシエダ、あの枠が全て埋まる可能性。去就に影響か

久保建英 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

エセキエルとの交渉は「ほぼ合意」。一方…。

 サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)MF久保建英(Takefusa KUBO)の所属するスペイン1部レアル・ソシエダが今夏の移籍マーケットで、二人の新戦力獲得に近づいている。

 一人がサウジアラビア1部アル・カーディシーヤFCに所属しているアルゼンチン出身、今月23歳になるMFエセキエル・フェルナンデス。もう一人が、イングランド・プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCに所属する27歳のブラジル人DFイゴール・フリオだ。

『エル・デスマルク』によると、エセキエルとの交渉は「ほぼ合意」に至っていて順調だという。一方、イゴールは人気があり、1か月前には獲得間近と言われたものの、現在難航しているそうだ。

 この二人がソシエダに加入した場合、久保を含めると、非EU枠の外国籍枠がいっぱいになる。その場合、コトヌー協定を結んでいる国から、あるいは二重国籍を持つ選手の獲得が優先されることになる。

 逆に言うと、非EU枠が埋まれば、ソシエダの優れたスカウティングのネットワーク網から見出された(特に若手の)ブラジル人やアルゼンチン人、あるいは日本人を獲得(昇格)できなくなる。

 そんな久保を巡っては現在、プレミアリーグのエバートンFCが獲得へ関心を示していると言われる。水面下では常に動きがある。

 ただし、レアル・ソシエダは今夏、マルティン・スビメンディのアーセナルFC移籍というビッグディールを実現している。移籍金や約100億円と言われ、さらに久保級の“大物”を急いで放出する状況ではなくなった。

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 とはいえ噂される非EU枠の二人を獲得できれば……。それは近い将来、久保放出への布石になる可能性もある。あるいは、より久保を生かすチームにしていくこともあるか!?