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久保建英が一問一答「僕がサッカーに対し何かを与えると、戻ってくるものがある」。マジョルカがビルバオに3-2、左足のショットで劇的勝利をもたらす

マジョルカに劇的勝利をもたらした久保建英。(Photo by Rafa Babot/Getty Images)

「スタンドに飛び込みたかったけれど高かった」

[スペイン1部 24節] マジョルカ 3-2 アスレチック・ビルバオ /2022年2月14日21:00(日本時間15日5:00)/エスタディ・デ・ソン・モイシュ

 スペイン1部リーグ24節、RCDマジョルカがアスレチック・ビルバオに3-2の勝利を収め、昨年8月以来となるリーグ連勝を果たした。記録上オウンゴールとなったものの、88分、レアル・マドリードからマジョルカにレンタル移籍中の日本代表MF久保建英のシュートが決勝点をもたらし、ホームのソン・モイシュに興奮をもたらした。

 前半で2-0としながら、追い付かれて完全に相手ペースに。その劣勢を覆してみせた。途中出場のイ・ガンインの左ショートコーナーを受けた久保が中央へのパスの折り返しを受けて、中央に仕掛ける。そしてニアを抜くシュートを放つと、ボールがポストを叩いたあとGKウナイ・シモンの頭に当たって跳ね返り、ゴールネットを揺らした。

 久保は試合後の記者会見に登場し、スペイン語で質疑に応じた。ユーチューブのマジョルカ公式チャンネルでも公開されている。

――おめでとう。君のシュートで、日本も目覚めたはずだ。この試合、君にとっての意味は?

「試合は必要のない形で僕たちが苦しみました。すごくいい形でプレーできていたので、そこまで苦しまなくて良かったのかもしれません。しかしサッカーは時に残酷で、相手に2分間で2点を決められてしまいました。それでも(ルイス・ガルシア)監督が言っていたように、僕たちは信じ続け、それが結果につながりました。僕がサッカーに対し何かを与えると、戻ってくるものがあります」

――ゴールパフォーマンスについて。

「そうですね、僕はあまりゴールを決めていないから、一度決めると頭が真っ白になります。スタンドに飛び込むつもりだったけれど、すごく高かった(笑)」

――監督はゴールにもっと関わってほしいと高い要求をしているが?

「最後のシュートは、監督が数か月前から僕に言っていたこと。それは(ペナルティ)エリア内にいなければいけない、というものです。僕はそこでプレーを続けて、ゴールが生まれました。ムリキが新たに加わり、僕らは多くのクロスボールから勝てるようになりました。今日のようにボールが転がってくるくるのを、僕は注意しなければいけない。アンヘルのゴールも彼がいいポジションにいて、ムリキからのパスを注意して待っていたものでした。彼が空中戦に勝ち、僕ら前線の選手は備えて、注意しなければいけません」

――アトレチコ・マドリード戦でもゴールを決めた。成長を実感している?

「今日、この試合後は満足しています。でも、もっと良くなれるはずです。最近の試合での調子はいいですが、さらに力を出せると思います。チームがたくさんのことを達成できるように、僕はもっともっとやらなければなりません。自分がやれるのは分かっていて、それがピッチで目に見える形になるのを自分でも楽しみにしています」

――ファンとの一体感も最高だったね!

「試合は月曜日で、明日仕事もある人たちも多いなか、ファンの応援はすごく感じ取ることができました。全てのプレーで近くにいると感じました。それが僕らを勝利へと導いてくれました」

 マジョルカは6勝8分9敗の勝点26で、他チームより消化が1試合少なくて暫定15位。久保はリーグ14試合・1得点・1アシスト

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[文:サカノワ編集グループ]

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