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【東京五輪】スペイン豪華イニエスタ、S・ラモス、ピケのOA選出も!プレリスト入りか

神戸のアンドレス・イニエスタ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

さらにダビド・ビジャも。ジダン監督はラモスの意欲を買う。

 スペイン紙『スポルト』はこのほど、2020年夏に開催される東京オリンピックに臨むスペインオリンピック代表(U-23代表+オーバーエイジ3人まで可能)のプレリストに、23歳以上のオーバーエイジ候補として、ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ、レアル・マドリードのDFセルヒオ・ラモス、FCバルセロナのDFジェラール・ピケ、さらにはマンチェスター・シティのMFダビド・シルバが名を連ねたと報じた。

 記事によると、U-23スペイン代表(現地ではU-21代表)のルイス・デ・ラ・フエンテ監督がプレリストを提出。これは五輪本番を控え、事前にパスポート情報などを伝えなければならないというもの。このリストは公開されていないが、イニエスタらが加わっていると独自に確認を取れたとのことだ。セルヒオ・ラモス、ピケはいずれもオリンピック参加への意欲を以前から示していた。基本的にはこのプレリストは入れ替え可能であるが、「大枠」にイニエスタも加わっているということだ。

 もしも実現したならば、スペインの若きタレントを超豪華なオーバーエイジが脇を固めることになる。ただし、同時期に欧州主要リーグも並行して試合が行われるだけに、実現へのハードルは高い。

 それでもレアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督はセルヒオ・ラモスの東京五輪参戦の可能性について、「彼の何事にもポジティブに取り組む姿勢こそ大切で、その一面を私は気に入っています。私にとって問題ない。彼は常に母国の力になろうとしていて、それはとてもいいこと」と語っている。

 一方、イニエスタはケガなどコンディションへの不安もあるため、神戸でも基本的にJ1リーグでの戦いに集中している。東京五輪の開催期間、Jリーグが休みになることから、実質的な招集は可能だ。

 ただ、5月で36歳になる司令塔はさすがに”酷使”できない。スペインが本気で招集を検討した場合、起用法など細かい条件設定が必要になりそうである。気付かぬところで極度に重圧にさらされる国際舞台の第一線からイニエスタは退いているだけに、こうした期間にこそしっかり充電することも大切になるか。

 もちろん参戦決定となれば世界中から大きな注目を集めることになり、日本戦の実現など”祭典”ならではの楽しみも膨らむ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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