10万人中39人殺害。本田圭佑のリオ生活を不安視、「装甲車」欲した理由
ボタフォゴ公式サイトでの入団決定時の本田圭佑。※ボタフォゴ公式サイトより
ボタフォゴの本拠地リオデジャネイロは「世界で最も危険な町の一つ」。防弾車両の相場は――。
『FOXスポーツアジア』は2月2日、元日本代表MF本田圭佑がブラジル1部(セリエA)のボタフォゴFRに加入が決まったことを伝えるレポートを掲載した。『クラブが奇妙な要求に応じたあと、カンボジアの監督、本田圭佑がボタフォゴに加わる』と題し、本田が移動用の「装甲車(防弾車)」を要求したことに関心を示している。
記事では、「日本のレジェンドの一人であり、カンボジア代表を率いる本田が、ブラジルセリエAのボタフォゴに加入した。プロとして8チーム目になる」として、オランダ・エールディビジのフィテッセをわずか1か月半で退団してフリーになっていたことなど、最近の経緯に触れている。また、カンボジア代表での監督(肩書はゼネラルマネジャー)も引き続き務めるという。
また、「興味深いことに、本田は『装甲車』が契約に含まれる確認をしたあと、正式にボタフォゴとサインをかわしたそうだ」と、本田サイドがセキュリティ面で”ブラジル最強”の車を欲したことに強い関心を示している。
そのうえで、「ボタフォゴの本拠地であるリオデジャネイロは、世界で最も危険な町の一つに挙げられ、年に10万人中39人が殺害に遭っている」としたデータも紹介する。だからこそ、本田は装甲車にこだわったということだが、その生活を不安視もしている。ちなみに、防弾車両の相場は3000万円から1億円ほどということだ。
本田は間もなくブラジル入りする。ボタフォゴはブラジル・セリエA13勝4分21敗(31得点・45失点)で15位。今週は日本時間の2月6日にブラジルカップ、週末にカンピオカーノ・カリオカでフルミネンセFCと対戦する。
本田は1986年6月13日生まれの33歳。日本代表通算98試合・37得点。ボタフォゴでの背番号は「4」に決定している。
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[文:サカノワ編集グループ]