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南野拓実に出番なくリバプールは枠内シュート「0」でCLアトレティコに初戦黒星。クロップ「チャンスを作る能力を欠いた」

南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

敵地マドリードで最後まで守備を崩せず0-1。第2戦は3月11日に。

 [CL決勝T1回戦-1st] A・マドリード1-0リバプール/2020年2月18日(日本時間19日5時)/ワンダ・メトロポリターノ

 UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第1戦(ファーストレグ)、イングランド・プレミアリーグ首位のリバプールFCが、スペイン1部のアトレティコ・マドリードに0-1で敗れた。リバプールでのCLデビューが期待された日本代表FW南野拓実は、公式戦2試合ぶりにベンチ入りしたものの、出場機会を得られなかった。

 試合は開始早々の4分、コーナーキックからのこぼれ球をサウール・ニゲスに押し込まれ、リバプールは先制点を許してしまう。その後はアウェーチームが試合をほぼコントロールするものの、A・マドリードの堅い守備ブロックを崩せない。結果的に枠内シュート0本とビッグチャンスを作れず、スコアレスのまま敗れた。

 少し時期のずれたウインターブレイク明けということもあるが、主力選手の疲労はかなり蓄積しているようだ。

 なお第2戦(セカンドレグ)は現地3月11日(日本時間12日5:00)、リバプールのホームであるアンフィールドで行われる。リバプールが勝ち抜くためにはまず1点奪って追いつくことがノルマに。またアウェーゴールを奪われた場合は、3ゴール以上が必要になる。

 リバプールのユルゲン・クロップ監督は試合後のインタビューで次のように語った。

「今日の我々はボックス(ゴールエリア)近辺でのチャンスを作る能力を欠いていました。A・マドリードは持っているすべてを出して守備をしていましたし、特にファイナルサードでの守備は素晴らしかったです。

 ですがまだ、前半の90分で1点差。後半の90分間は自分たちのホームでプレーできます。セカンド・レグは今回とは違ったゲームになるでしょう。まだ終わったわけではありません」

 出番が巡ってこなかった南野だが、リバプール移籍後初めてのCLでのベンチ入りに。そこで何を感じただろうか。連戦が続くだけに、その経験を生かす時は必ずや来るはず。

 またリバプールは今週末、戦いの場を再びプレミアリーグに移して、24日(日本時間25日5:00)にホームで18位のウェストハム・ユナイテッドFCと対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

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