【新型コロナウイルス】セリエAは3月末まで無観客試合を決定。Jリーグどうする?
サンプドリアに加入した吉田麻也のデビューはいつに? 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
政府方針を受けて、イタリアサッカー連盟が決定。
イタリアサッカー連盟(FIGC)は3月4日、新型コロナウイルスの感染拡大とその予防のため、イタリア政府の方針を受けて3月に開催予定だったセリエAなど観客を動員するサッカーの全試合を無観客試合で開催することを決定した。各クラブも一斉にSNSなどで同様の発表をしている。
イタリアではこれまで、先週末に開催予定だったセリエAの10試合、イタリアカップの2試合を5月に延期することを決めていた。しかし大会を終えるため、無観客試合に踏み切ることを決断した。
また、UEFA主催のチャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)も対象で基本的には無観客で行われる予定。一方、代替地での開催も選択肢として考えられている。
日本代表DF吉田麻也の所属するUCサンプドリアは3月8日(日本時間9日4:45)にアウェーでASローマと、また、同じくA代表でCBとSBを務める冨安健洋のボローニャFCは同じく8日(日本時間9日2:00)にホームでユベントスFCと対戦する。吉田のセリエAデビューは、間もなく実現するか!?
Jリーグは、2月25日の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議にて「これから1~2週間が急速な拡大に進むか収束できるかの瀬戸際になる」との見解を受けて、2月26日から3月15日までのJ1からJ3の公式戦94試合の延長を発表し、18日水曜日にJ1とJ2を再開する予定だった。しかし感染のピークを抑えるという狙いだが、世界での流行拡大により、一段と警戒が強まるなかで、再び決断が迫られようとしている。
一方、タイリーグ(トヨタ・タイリーグ)は3月3日から4月17日まで開催予定だった全試合を延期すると発表。韓国のKリーグは2月29日と3月1日に予定されていた開幕を延期し、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)は無観客試合で実施している。
Jリーグは決行か、さらなる延期、あるいは無観客などでの開催に踏み切るのか。今週あるいは来週にも決断が下されそうである。
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[文:サカノワ編集グループ]