【鹿島】「爆発しちゃいました」レオ・セアラが明かしたユニ脱ぎ歓喜の舞台裏。横浜FMとの最終節、優勝決定2ゴール&得点王に
鹿島のレオ・セアラ。 写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
20節から出場停止リーチが続き…。
[J1 38節] 鹿島 2―1 横浜FM / 2025年12月6日14:03 / メルカリスタジアム
J1リーグ最終38節、鹿島アントラーズがレオ・セアラの2ゴールで横浜F・マリノスに2―1の勝利を収めて勝点76に伸ばし、9年ぶりのリーグ優勝を果たした。リーグ最多となる通算9度目のJ1制覇を超満員で埋めたホームの大観衆の前で成し遂げた。
57分、試合の趨勢を決定づける2点目のゴールを叩き込んだレオ・セアラはゴール裏のアントラーズサポーターのもとに駆け寄った。するとユニフォームを脱いで歓喜し、咆哮を轟かせた。
しかし競技規則により、主審からイエローカードを受けた。まだ試合時間は30分以上あり、ウォームアップする選手たちからは、もう脱いじゃだめだ、もう一回警告を受けるのだけはダメだぞと念を押されていた。
レオ・セアラは溜まっていた感情が爆発したと振り返った。
「ここ数試合、ずっとイエローカードが累積3枚の状態が続いていたので(※累積4枚になると1試合出場停止になる)、思い切っていろいろなものを出し切れない状況が続いていたんだ。この最終節はそれが解けたので、脱いでしまいました。爆発しちゃいました」
ちなみにレオ・セアラが3枚目のイエローカードを受けたのは、6月14日・20節のサンフレッチェ広島戦だった。そこから4枚目は受けずにいた。シーズン終盤、かなり神経を使っていたのだろう。
また、2ゴールに関わったのが松村優太だった。謙虚なストライカーは、「9割ぐらい彼のゴールだった」と松村の活躍ぶりをたたえた。
「2ゴールは同じような形の展開でした。その中で両方の得点に関わってくれた松村選手の9割ぐらいのゴールだったと思います。1点目も2点目も持ち味であるスピードを活かして自分にボールを届けてくれた。9割方、彼のゴールです」
そして鹿島の強みを問われると、エースストライカーは「団結力」を挙げた。
「タイトルを獲得できたのは、ものすごく団結力のあるチームだったから。それはただ慣れあいではなく、トレーニングでも日々互いに高い要求をし合って、たまにはいきすぎてケンカみたいになってしまうこともありました。ただ、勝利を求めているところで、ガッチリと団結し合っていました」
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レオ・セアラは通算21ゴールで得点王に。ただし、「目標はまずリーグ優勝だった。それを達成できたことが何より嬉しい」と、鹿島でのタイトル獲得に貢献できたことに胸を張った。




