【浦和-鹿島】興梠慎三が引退試合、まさか英語でスピーチ。西大伍にもはなむけ。「目標は浦和の監督。またこのピッチで会いましょう」
興梠慎三。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
真剣勝負! 興梠が先制、ズラタンと李忠成も決める。鹿島も大迫勇也のポストプレーから昌子源が意地のゴール。
2024シーズンで現役を退いた興梠慎三の引退試合「URAWA REDS 2017 vs KASHIMA ANTLERS 2007-09」が12月13日、埼玉スタジアムで開催された。
AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を制した2017シーズンの浦和レッズの選手、そして2007年から09年に3連覇と3冠を達成した鹿島アントラーズの選手が集結。興梠は浦和の一員としてプレーし、“真剣勝負”で行われた。
浦和は興梠が先制ゴールを決め、さらにセルビアから駆け付けたズラタンが追加点を奪取。試合終了間際には李忠成が決めた。一方、鹿島も意地を見せて、後半に大迫勇也のポストプレーから昌子源がシュートを決め、現役組が底力を発揮した。
試合は世代的にも若くラファエル・シルバや関根貴大、西川周作ら現役選手も多い浦和が3-1で勝利を収めた。
試合後のセレモニーも、興梠らしい独特な演出に。まず西大伍を呼んで、「引退お疲れ様」と祝福。興梠の子供たちから花束が贈られて、両チームに所属しタイトルをもたらした西のはなむけの場が設けた。
さらにスピーチは英語で行い、「目標は浦和で監督になること。英語で直接外国籍選手ともコミュニケーションを取れるように日々学んでいる。サポーターの皆さん、再びこのピッチで会いましょう」と呼び掛けた。
最後に流された映像では、浦和と鹿島のスタッフ、サポーターへ感謝を伝えていった。しんみりする雰囲気を避けたい意向が感じられ、随所で曽ヶ端準さんを“いじる”内容も盛り込まれた。
最後のあいさつを終えた興梠は、曽ヶ端に土下座で謝罪し、改めて鹿島の輪に入って笑顔に包まれて揉まれた。
関連記事>>【移籍】今季18得点のC大阪ラファエル・ハットンがレンタル終了、バイーア「売却の選択肢も」
そして、レッズサポーターによる鮮やかなビジュアルサポート(コレオグラフィー)がスタンドに描かれ、浦和のエース『背番号30』興梠の活躍をたたえた。




