【柏レイソル】江坂任が語った「背番号10番」像
背番号10、江坂がさっそくデビューなるか?写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
目標は10番で10ゴール――。1月30日、ACL POでデビューか。
「10番を用意するぞ」
交渉の席で、柏のフロントからの期待の大きさと必要としている”本気”がそのような形で示された。
江坂任は心から嬉しかったという。
「優勝経験のある柏レイソルから、そこまで言ってくれるとは……と思い、感謝しかなかったです」
1月10日夜、サポーター1200人を集めた柏市民文化会館での新体制発表会。最大のサプライズとして会場全体からどよめきが起きたのが、大宮アルディージャから柏に加入した江坂の背番号10番が発表されたときだった。
「特別な番号です。プロに入ってから、いつかは付けられるような選手に成長したいと思っていたなか、こうして選んでもらえたことに期待を感じています。でも、つけるだけでは意味がありません。結果を残すことが大事だと思っています」
江坂はそのように語り、身を引き締めていた。
彼が10番をつけるのは神戸弘陵学園高以来だ。エース、司令塔、チームの顔……江坂にとって、10番とはどういう番号であるか?
「この番号には責任を伴います。チームを勝ちに導かないといけない。そこが自分の役目になると思っています」
彼はそのように力強く決意を示していた。また、「最近のレイソルでは外国人選手が10番だったイメージが強いので、日本人選手がつけて、しっかり活躍したいと思います。譲らないようにしないと」とも語っていた。
「タイトルは獲りたい。10ゴール、ふた桁は絶対に決めたいです」
背番号10で10ゴール――。そのように新天地での目標を設定する。
まずは1月30日、柏の下平隆宏監督がこの試合に全力で臨むと決意を示していた、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)プレーオフのムアントン・ユナイテッド(タイ)戦をホームの三協フロンテア柏スタジアム(日立柏サッカー場から名称変更)で迎える(19時開始)。青山直晃らがいるタイの強豪相手に、幸先良い1勝を収めたい。