コロナの衝撃乗り越え名古屋マッシモ監督「どんな困難にも崩れない強さを」「自信を持ちグラウンドに立つ」

名古屋のマッシモ・フィッカデンティ監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「この環境の中で、いい準備ができたので、いいゲームができるはずです」

[J1 8節] 名古屋 – 柏/2020年8月1日18:00/豊田スタジアム 

 選手2人・トップチームと寮の調理スタッフ2人の新型コロナウイルス感染が確認されたJ1リーグ名古屋グランパスが練習を再開し、8月1日にホームでの柏レイソル戦に臨む。マッシモ・フィッカデンティ監督が7月30日に記者会見に臨み、「『もしも影響を受けなかったら』という話は意味がない。この状況下で何ができるかが大切。それがしっかりできました。だから自信を持ってグランドに入ろうという話をしました」と、勝利のみを目指す決意を示した。

 試合2日前に選手の新型コロナウイルスの陽性が確認された。すぐに実施されたPCR検査で、新たに選手1人・スタッフ1人の感染も判明。前節のアウェーでのサンフレッチェ広島戦は中止が決定した。さらに、その後の選手・スタッフ・関係者とクラブに関わる100人に対するスクリーニング検査を二度実施して(トップチーム選手はさらに多く)、寮内の調理スタッフの陽性反応が判明した。

 そうした不安が拭えぬなか、フィッカデンティ監督は動揺していないことを強調した。

「名古屋グランパスの中で起きたことよりも、今年に入り世の中が今までにない状況で、サッカーに取り組まなければなりませんでした。私たちの軸として、まず、その時々にできるベストを尽くそう、という話をしてきました。自分たち次第で変えていけるところは変え、それでも何かしら影響を受ける時に、しっかり判断していく。ただし、やるべきことを全力でやっていこう、と。どんな困難でも崩れない強さが、今年は求められます」

 そのすべては『勝つため』であると強調する。

「勝つためには、そういったところを見せていかなければいけません。その考えのもと、今週もできることをチームとして取り組めました。選手たちはそういった姿を見せてくれて、いい準備ができました。この環境の中で、いい準備ができたので、いいゲームができるはずです」

 4勝2分と無敗をキープ。ミステルは胸を張って、柏戦に挑むという決意を示した。

「コンディション面に問題はありません。とにかく前を向いて、この先、何をできるのか、どうするべきか。これまで起きたことではなく、この先のことしか考えていません。『もしも影響を受けなかったら』という話は意味がありません。この状況下、何ができるのか。それがしっかりできました。だから自信を持ってグランドに入ろうという話をしました」

 一方、1試合延期になり、日程面ではより厳しくなることが予想される。何より夏場の連戦による選手のダメージも大きい。そういったなか、指揮官は「スタッフ一人ひとりのお陰で、素晴らしいグループに成り立っています。ただ、今季降格がないなかで、まあまあいい成績だったねというところで満足するのか。さらに上を目指すのか。勝つためには、選手層を厚くしなければ息切れしてしまうのではないかと思っています」と強調。このあと迎える移籍市場での補強の必要性を訴えた。

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[取材・文:塚越始]

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