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【名古屋】オ・ジェソクが加入会見「G大阪を急に離れ寂しいが、その分、名古屋で一生懸命恩返しをしたい」

加入記者会見に臨んだ名古屋のオ・ジェソク。(C)SAKANOWA

阿部浩之との再会も喜ぶ。タイトルを獲得して、いい思い出を作りたい。

 このほどガンバ大阪から名古屋グランパスに加入した韓国代表DFオ・ジェソクが7月10日、初めての練習を終えたあと、オンラインでの加入記者会見に臨み、新天地での意気込みを示した。

 G大阪との契約が7月末までで、延長をできず。その後、Jリーグでのプレーを希望する一方、韓国に帰国することも選択肢に入れて、「いろいろ悩みました」と新天地を探してきた。そのなかで名古屋からオファーが届き、G大阪も功労者であるオ・ジェソクのことを考えて契約解除を認め、今回の移籍が実現した。

「またサッカー人生を日本で続けられることになりました。ガンバ大阪を急に離れて寂しい気持ちもありますが、その分、名古屋グランパスで一生懸命プレーして、いろんな方々に恩返しをしたい気持ちが強いです」

 移籍期間が国によってズレているイレギュラーな状況のなか、今回、名古屋からオファーが届いた。「少しでも早くチームに合流するため契約を解除して、いろいろな準備をして(移籍登録期間の開始直後)8月1日から試合に出られるようにすることが重要でした」と迷わず、移籍を決断した。

 名古屋の印象は、昨季であればガブリエル・シャビエル、ジョー、前田直輝、さらに今季は金崎夢生、マテウスが加わり……「前にいい選手が揃っている印象があり、自分の強さを発揮できれば、チームの力になれるのではないかと思いました。以前からいいイメージもありました。来ることができて嬉しく思います」と、名古屋のユニフォームを着て活躍する姿がハッキリと浮かんだ。

 何より左右両サイドバックを、遜色なく守れるのが強みだ。今季、さらには来季(J1は特例でチーム数増が決定)、イレギュラーな日程が続くだけに、オ・ジェソクの対人の強さとハードワークは、名古屋にとって貴重な武器となりそうだ。

「今季は過密日程になっているので、このスケジュールを乗り越えるためにも、いろんな選手が必要で、自分は右も左もできるタイプ。必ずチームにプラスになると思っています。試合中に急に変更になっても、すぐ対応できます。最後まで諦めず、相手選手に対してしっかり守ります」

 記者会見はすべて日本語で行われた。2013年から在籍したG大阪時代の途中、長谷川健太監督(現・FC東京)から「もう通訳なしでも大丈夫だ」と言われ、それからさらに勉強もしたそうだ。誠実かつ勤勉なところも、名古屋にマッチしそうだ。

 そしてG大阪時代に数々のタイトルを獲得し、韓国代表にも選ばれてきたディフェンダーは「家族も日本でのプレーを希望していたなか、願いを叶えてくれたのが名古屋でした。どうすれば恩返しができるのか。そういった考えしかないです。阿部(浩之)選手とまたプレーできるのも嬉しいです。タイトルを獲るために貢献し、新たないい思い出を作りたいです」と、“名古屋で優勝”という明確な目標を掲げていた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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