JFAがクラブの仲介人報酬額公表。清水9477万円、長崎8587万円、G大阪7877万円…
ゴールを祝う長崎のサポーター(昨年6月16日撮影)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
2019年度の支払い額は、クラブ計6億2439万円、選手計11億4159万円。
日本サッカー協会(JFA)は7月17日、「登録仲介人が関与した2019年度の取引一覧」と「登録選手/加盟クラブが支払った2019年度の仲介人報酬の合計金額」を公式サイトで公表した。
これは「JFA仲介人に関する規則第8条3項」に基づくもの。「選手及びクラブが仲介人に実際に支払ったすべての報酬の合計金額を、本協会の公式ウェブサイトで公表するものとする。なお、公表すべき報酬の合計金額は、本協会に登録されたすべての選手が仲介人に支払った報酬の総額と各クラブが仲介人に支払った報酬のクラブごとの総額とする」と記されている。仲介人(以前の「代理人」)の登録が原則的に自由化された2015年度から制度化されている。
今回公表された資料は、今年7月13日までに提出された個別の登録申請に基づくもの。選手が仲介人に支払った合計金額は11億4159万1434円だった。
JFAの公式サイトでは、2019年5月31日から7月13日までに提出された個別登録申請書に基づく「登録仲介人が関与した取引一覧」も公開されている。
また、加盟クラブ(Jリーグ、JFA、社会人リーグなど)が支払った仲介人報酬は次の通り。届け出では、清水エスパルスが最も多く9477万1887円、次いでV・ファーレン長崎の8587万9616円、ガンバ大阪の7877万4850円だった。加盟チーム総額は6億2439万5743円だった。主に外国籍選手の獲得に活用されたもの。
◎加盟クラブが支払った2019年度の仲介人報酬の合計金額
▼J1
清水エスパルス
9477万1887円
ガンバ大阪
7877万4850円
名古屋グランパス
5599万2980円
セレッソ大阪
4953万7000円
川崎フロンターレ
3881万5200円
サンフレッチェ広島
3295万1605円
北海道コンサドーレ札幌
3168万0040円
FC東京
2325万5500円
鹿島アントラーズ
1911万2760円
湘南ベルマーレ
1551万0726円
横浜F・マリノス
1493万6160円
サガン鳥栖
330万0000円
大分トリニータ
72万0000円
▼J2
V・ファーレン長崎
8587万9616円
アビスパ福岡
1795万7348円
大宮アルディージャ
1682万3400円
松本山雅FC
1416万3600円
ジュビロ磐田
1033万0900円
ファジアーノ岡山
690万6326円
アルビレックス新潟
407万1590円
東京ヴェルディ
237万2800円
FC琉球
145万9387円
FC町田ゼルビア
91万4568円
愛媛FC
65万0000円
栃木SC
53万6500円
▼J3
FC岐阜
214万6000円
ガイナーレ鳥取
82万5000円
鹿児島ユナイテッドFC
0円
◎加盟チーム総額
6億2439万5743円
関連記事:ビラス・ボアスが日本代表監督に「魅力を感じる」と意欲。目標は22年W杯!?
[文:サカノワ編集グループ]