【浦和】副審を小突いた金子拓郎に4試合の出場停止と40万円の罰金、今季最終節まで「もう一度、応援してもらえる選手になれるよう精進して参ります」
浦和の金子拓郎。写真:手塚大介/(C)Daisuke TEZUKA
22日からチーム活動に合流。クラブ独自の処分として社長とSDが報酬一部カット、金子も報酬一部自主返納。
Jリーグ規律委員会は10月21日、34節の横浜F・マリノス戦で副審の胸を突いて退場処分を受けた浦和レッズのMF金子拓郎(Takuro KANEKO)に、4試合の出場停止、40万円の罰金の処分を科すと発表した。
日本サッカー協会懲罰規定の「審判員に対する反スポーツ的行為」に相当すると判断された。対象は35節のFC町田ゼルビア戦から最終38節の川崎フロンターレ戦まで。
金子は22日からチーム活動を再開する。またJリーグ規律委員会の裁定を受けて、クラブ独自に代表取締役社長の役員報酬、スポーツダイレクターの月次報酬、それぞれ10パーセント・2か月間の自主返納を科す。加えて、金子本人から報酬の一部自主返納の申し出があり、これが了承された。
金子はクラブを通じて、次のようにコメントしている。
「この度は、私の試合における不適切な行為により、ご迷惑とご心配をおかけしましたこと深くお詫び申し上げます。
サッカーファミリー、そして浦和レッズの一員として、スポーツマンシップの精神を欠く行為をしてしまったことは、子どもたちをはじめとする人々の模範を示すべきプロサッカー選手として決して許されず、自分自身の未熟さを痛感していますし、後悔の念を抱いています。
本日Jリーグ規律委員会から4試合の出場停止処分が通達されました。この処分を真摯に受け止め、この出場停止期間中、自らの行動を深く見つめ直し、プロサッカー選手としての自覚と責任を再確認していきたいと思います。二度と同じ過ちを繰り返さぬよう自分自身を律し、もう一度、応援してもらえる選手になれるよう精進して参ります。
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改めまして、審判団の皆様、ファン・サポーターの皆様、チームメート、クラブスタッフ、対戦相手の横浜F・マリノス様など、関係者の皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを重ねてお詫び申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」