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【浦和】絶品FK弾の中島翔哉「まず同点に。逆転できるチャンスはあると思った」。ルヴァンカップ川崎との死闘の末に敗退

浦和の中島翔哉。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

感覚を研ぎ澄ませて「なんとなく」。

[ルヴァンカップ準々決勝 第2戦] 川崎フロンターレ 3(1EX0)2 浦和レッズ / 2025年9月7日19:03 / Uvance とどろきスタジアム by Fujitsu
※2試合トータル 4-3で川崎がべスト4進出

 浦和レッズは川崎フロンターレとのルヴァンカップ準々決勝第2戦、イサーク・キーセ・テリンのデビュー戦ファーストシュート・ファーストゴールと中島翔哉(Shoya NAKAJIMA)の絶品直接FK弾で最後まであきらめなかったものの、PKを2本与えてしまったことが響き延長戦の末に2-3で敗れた。この結果、浦和は2試合トータルスコア3-4で、ベスト8敗退が決まった。

 中島は88分に1-2とリードされたあと土壇場の90分、壁の上を越えてニアサイドのクロスバーに当てて沈めるという、意表を突くとともに見事なFK弾で一度追い付いてみせた。

「勝たないといけないので、まず同点にするようにと。逆転できるチャンスはあると思っていました」

 FKのキッカー役はコーチから指名されていた。ここは自分が蹴る――と浦和の『10番』は集中し、中島らしい「なんとなく」「ラッキーでした。まずはみんなで追い付くことを考えていました」という、感覚を研ぎ澄まさせて蹴り込んでみせた。

 それでも延長戦で力尽きるように、チームとしてPKを与えてしまい2-3で敗れた……。

 浦和が狙えるタイトルはリーグ戦のみ。首位の柏レイソルから7ポイント差の7位から残り10試合、上位戦線に食らい付いていきたい。

「リーグ戦しか残っていないので、(逆転優勝への)チャンスは全然あると思うので、1試合ずつ大切にしていきたいです。一番大事なのは、どういうやり方をするとしても、みんなで意図を合わせること。蹴るならこぼれ球を狙い、クロスからもチャンスになります。そこができればなと思っています」

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 そして、ここに来て調子を上げてきた中島は「ホームではもちろん、アウェーでも、まずは観ている皆さんに楽しんでもらって、なおかつ勝つ姿を見せたいです」と前を向いた。