【横浜FM】ドイツ挑戦の遠藤渓太に栗原勇蔵が「変態だから大丈夫」
前日の記者会見に臨んだ際の遠藤渓太。(C)YUKOHAMA F・MARINOS
Youtubeのクラブ公式チャンネルで対談。中沢佑二との、ちょっと苦い1年目の思い出も――。
横浜F・マリノスは7月28日、『Youtube』のクラブ公式チャンネルで、ドイツ・ブンデスリーガ1部の1FCウニオン・ベルリンへの期限付き移籍が決まったMF遠藤渓太とクラブシップ・キャプテンの栗原勇蔵氏による対談「『俺らの勇蔵!の部屋』特別回:二俣川から世界へ」をライブ配信した。昨季までチームメイトだった二人が本音を交えて語り合い、ドイツ挑戦を控えた遠藤がサポーターからの質問にも答えた。
遠藤は来年6月までの期限付き移籍で、ウニオン・ベルリンが買い取りオプションを持つ契約を結んだ。改めて横浜FMの11番は「1年のレンタルなので、勝ち取らないと何も言えない。この1年が勝負になります」と、決意を示した。
また栗原は「昨季優勝できたことで挑戦したいと思った?」と質問。日本代表にも選ばれるウインガーは「優勝できたことで、チームの力に少なからずなれたという思いはありますが、シーズンずっと出続けたわけではないので、まだまだなのかなとは思います」と謙遜した。
ただ年齢的な面で、栗原の「今年23歳。若そうで、世界に行く時はもう若くはないからね」という一言に、遠藤は「ビッグクラブでは18、19歳で活躍している選手もいる。もう時間がないと考えていました」と語った。すると栗原は「でも『まだ早かった』と言われないように活躍しないとな。ただ君はけっこう変態だから、精神的に(笑)。海外が合っていると思うよ」と、活躍に太鼓判を押していた。
そしてルーキーイヤーは「動じてばかりだった」と明かす遠藤に対し、栗原は「それは、みんな同じ。でも先輩からけっこう言われて、顔色は変わっても、自分のやるべきことを変えていなかった。そういう意味で頑固かもしれないけれど、自分を持っていると思う。そういう選手だからこそ、世界に行けると思う」と、海外挑戦がある意味必然的であると頷いた。
また、こんなやり取りも。
栗原「ドイツは大柄な選手が多いから、渓太のスピードには付いてこれないと思う」
遠藤「世界的なディフェンダーばかりですから。でも、言っていいのかな……」
栗原「おお、なんでも言っていいよ」
遠藤「プロ1年目の時、(中澤)祐二さんのこと『抜けるんだろうな』と思っていたけれど全然ダメでしたから(苦笑)。そういう感じなのかなと思ったりもします」
栗原「苦手意識を持つより、いつもそういう気持ちでいるほうがいいと思う。君は変態だから、『俺はできる』と思っていれば大丈夫だよ」
横浜F・マリノスの“キャプテン=船長”からのエールを受けて、遠藤がいよいよ新たな戦いの地であるドイツの首都ベルリンへ向かう。
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[文:サカノワ編集グループ]