STVV松原后がベルギー初アシスト「絶対に負けない気持ちと冷静さと」
アンデルレヒト戦で先発フル出場したシント=トロインデンの松原后。(C)STVV
鈴木優磨、中村敬斗も先発。強豪アンデルレヒトに1-3敗戦。
[ベルギー1部 2節] アンデルレヒト 3-1 シント=トロイデン/2020年8月17日/コンスタン・ヴァンデン・ストック
ベルギー1部リーグのシント=トロイデンVV(STVV)が開幕連勝を目指したRSCアンデルレヒト戦、松原后が初アシストを記録したものの1-3で敗れた。鈴木優磨、中村敬斗も先発出場し、後半途中に交代している。松原はフル出場。
立ち上がりからシント=トロイデンが積極果敢にプレスを掛けに行くものの、41分に先制点を与えてしまう。さらに49分に退場者を出して数的不利を強いられ、50分に2失点目を喫してしまう。
それでも88分、オーバーラップした松原がペナルティエリア内にスルーパスを放つと、途中出場のネルソン・バロンゴがゴール! これが松原にとってSTVVでの初アシストとなった。それでもアディショナルタイム、1点を追加されてリーグ戦最多優勝を誇る強豪にアウェーで悔しい敗戦を喫した。
松原はアシストのシーンについて「0-2という展開でしたが、何とか(気持ちを)切らさず全力を尽くし、1点返せばまだチャンスはあると思っていました。得意の形には常に持ち込めていたので、持ち味であるタイミングで抜け出せて、ファーストタッチから良い形に持ち込めました」と振り返った。
また、左サイドでは中村と縦の関係を構築。松原は今後、さらにコンビネーションの精度を高めていきたいという。
「自分たちの守備がハマらず後手を踏んでしまい、苦しい時間帯を失点ゼロで抑えられれば良かったのですが、そこで失点してしまったことが苦しんだ要因に挙げられます。(中村敬斗との連係について)今日は守備をする時間が長くなってしまい途中から10人(数的不利)にもなってしまったので、もっともっと良くなると思います」
ベルギーで開幕から迎える最初のシーズン。松原は「サイドハーフに力のある選手が多く、そこで自分が負けたらやっていけないという思いでいます。絶対に負けないという気持ちと、技術的には冷静に相手との間合いを取り、上手く考えながら試合を通してやっています」「これから全部、自分の力を示さないといけない。その始まりとしては、90分出られて良かったと思います」と悔しさを噛みしめながらも、前を向き意欲を示していた。
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[文:サカノワ編集グループ]