セルビア代表リャイッチが神戸移籍、イニエスタと共闘へ!?違約金は3億6000万円
ヴィッセル神戸のイレブン。マリオ・ゴメスがここに加わることはあるのか?写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
ベシクタシュで2019-20シーズン24試合・5得点を記録。ネックは…。
トルコ1部リーグのベシクタシュJKに所属しているセルビア代表MFアデム・リャイッチが、ヴィッセル神戸に移籍する可能性が浮上した。カタールに本社を置く『beiN Sports』が8月15日に報じたもので、違約金(移籍金)300万ユーロ(約3億6000万円)でのオファーが届いているという。
リャイッチは1991年9月29日生まれ、セルビア出身、28歳。182センチ・74キロ。これまで、パルチザン・ベオグラード、AFCフィオレンティーナ、ASローマ、インテル・ミラノ、トリノFC、そして2018年8月からベシクタシュでプレーしてきた。インテルでは長友佑都、ベシクタシュでは香川真司とチームメイトだった。また、セルビア代表としても45試合・9得点を記録し、2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)にも出場している。2019-20シーズンはトルコ1部リーグ24試合・5得点だった。
記事では、経営難にあえぐベシクタシュはこのセルビア代表MFの放出を前向きに検討しているという。神戸からはオファーが届いているそうだ。とはいえ、トリノから650万ユーロ(約8億2000万円)で獲得しているため、すでに2シーズンが経過しているものの、その半値以下で売却することに少なからず難色を示している。リャイッチとの契約は2022年6月まであと2シーズンで、彼に代わる戦力的な目処が立てば、売却にゴーサインが出そうではある。
しかし一方、神戸はすでに出場可能な外国籍選手枠5人分が埋まっている。登録は無制限であるが、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)も3人プラスアジア枠(1人)と限定されている。誰かが退団することがなければ、外国籍選手を獲得することはなさそうである。単なる噂の領域にすぎないことも十分に考えられる。もちろん、超過密日程が続き、来季もJ1はチーム数増加によるイレギュラーなスケジュールになることを考えると、助っ人の層を厚くするという策はあり得る。
セルビアの名手がイニエスタやフェルマーレンとともにプレーする――。果たしてその日は来るのか? 今後の動きに注目が集まる。
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[文:サカノワ編集グループ]